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少年犯罪 検挙数は減少も再犯者率は過去最悪2月26日 11時43分
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去年、刑法犯罪を起こしたとして全国で検挙された少年は4万8000人余りで11年連続で減少しましたが、再び事件を起こすなどして検挙された再犯者の割合は34.9%と、これまでで最も高くなったことが警察庁の調べで分かりました。
警察庁によりますと、去年1年間に刑法犯罪を起こしたとして全国の警察に検挙された少年は4万8361人で、11年連続で減少しました。
一方、去年、被害額が過去最悪となった振り込め詐欺事件で検挙された少年は311人と、記録がある平成21年以降、最も多くなりました。このうち、全体の70%に当たる220人は、被害者の現金を受け取る「受け子」と呼ばれる役割で検挙されていました。
また、再び事件を起こすなどして検挙された少年は1万6888人で、再犯者の割合「再犯者率」は34.9%と、統計のある昭和47年以降、最も高くなりました。とりわけ、殺人や強盗など凶悪犯罪の再犯者の割合は56.9%に上りました。
このほか、いじめに関係して検挙・補導された少年は456人で、前の年より268人減りましたが、スマートフォンで撮影したわいせつな写真を友人に送信するなど、インターネットを利用した事件は33件と、前の年より8件増えました。
警察庁は、犯罪を繰り返す少年を減らすため、少年の立ち直りに向けた支援活動を地域で進めるなど対策に力を入れたいとしています。
一方、去年、被害額が過去最悪となった振り込め詐欺事件で検挙された少年は311人と、記録がある平成21年以降、最も多くなりました。このうち、全体の70%に当たる220人は、被害者の現金を受け取る「受け子」と呼ばれる役割で検挙されていました。
また、再び事件を起こすなどして検挙された少年は1万6888人で、再犯者の割合「再犯者率」は34.9%と、統計のある昭和47年以降、最も高くなりました。とりわけ、殺人や強盗など凶悪犯罪の再犯者の割合は56.9%に上りました。
このほか、いじめに関係して検挙・補導された少年は456人で、前の年より268人減りましたが、スマートフォンで撮影したわいせつな写真を友人に送信するなど、インターネットを利用した事件は33件と、前の年より8件増えました。
警察庁は、犯罪を繰り返す少年を減らすため、少年の立ち直りに向けた支援活動を地域で進めるなど対策に力を入れたいとしています。