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高浜町議会 再稼働について来月にも判断
2月26日 16時50分

原子力規制委員会の審査に合格した福井県にある高浜原子力発電所3号機と4号機の再稼働について、地元、高浜町の議会は来月20日にも議会としての意向を取りまとめる方針を決めました。
高浜原発3号機と4号機について、原子力規制委員会は今月12日、関西電力の安全対策が新しい規制基準に適合しているとして、審査に合格したことを示す審査書を決定し、「設置変更許可」を出しました。
これを受けて、地元の高浜町議会は26日、議会運営委員会を開き、高浜原発の再稼働についての賛成や反対の陳情などを来月4日の本会議で採択したうえで、住民の意向が十分把握できたと判断できれば、来月20日に全員協議会を開き、議会としての意向を取りまとめることになりました。
高浜町が原発の再稼働に同意するかは、その後、町長が議会の意向を踏まえて町としての判断を示すとみられます。
また、住民の意向について、高浜町は、原子力規制委員会の審査書の内容を解説したビデオを来月初旬から2週間ほど、ケーブルテレビで放送したうえで把握したいとしています。
地元自治体の同意について、関西電力は原発が立地する高浜町と福井県に求めるとしていますが、防災計画の作成が義務づけられている原発から30キロ圏内の自治体には「立地自治体と同様に同意を求めるべきだ」という声があるほか、一部の地域が5キロ圏内に入る京都府が関西電力に意見を述べ回答を求めることができるという内容を盛り込んだ新たな協定を結ぶことにしており、周辺地域の理解をどのように得ていくかが課題となっています。

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