Huffpost Japan

【LGBT】性的少数者の生徒らを支援へ 文科省が学校向け文書まとめる

投稿日: 更新:
STUDENT
全国の国公私立中学校2600校で一斉に行われた文部科学省の学力テスト。テストに臨む中学3年生(東京都内) | 時事通信社

性的少数者の生徒らを支援へ 文科省が学校向け文書策定

文部科学省が、同性愛者など幅広い性的少数者への対応の必要性を明記した文書を学校・教育委員会向けにまとめた。これまで、国の対応は法律上の定義がある性同一性障害に限られていたが、学校現場でより広範な性的少数者への支援が進む一歩になりそうだ。

性的少数者については、性同一性障害に限らず、同性愛者や両性愛者などを含めた全体がいじめの対象になりやすいとされ、自殺対策の観点からも、専門家や当事者団体が学校での早急な対応を求めていた。

文書ではまず、性同一性障害の子どもは「自己肯定感が低くなっている」「(性同一性障害などであることを)隠そうとし重圧を感じている」と解説し、「不登校、自傷行為、自殺念慮(自殺への思い)に及ぶこともある」とした。

(朝日新聞デジタル 2015年3月3日09時13分)

asahi shimbun logo
(朝日新聞社提供) 

他のサイトの関連記事

性的少数者の生徒らを支援 文科省、学校向け対策:朝日新聞デジタル

子どもの性同一性障害、文科省が初の実態調査:朝日新聞デジタル

川崎の事件受け 文科省が緊急全国調査へ