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EU 温室効果ガス60%削減提案2月26日 4時19分
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EU=ヨーロッパ連合はことしの年末に各国が合意を目指している地球温暖化対策の新たな枠組みについて、温室効果ガスの排出量を世界全体で2050年までに60%削減する目標を盛り込むべきだ、などとする提案を発表しました。
温室効果ガスの削減を巡り、各国は、すべての国が参加する2020年以降の対策の新たな枠組みについて、年末に開かれる国連の会議COP21での合意を目指しています。
EUのヨーロッパ委員会は25日、この新たな枠組みに盛り込むべき内容などをまとめた文書を発表し、2050年までの長期目標として世界全体の温室効果ガスの排出量を2010年のレベルと比べて60%削減すべきだと提案しました。
また、5年ごとに実施状況の検証や目標の見直しなどを行う必要性を指摘しているほか、新たな枠組みは、先進国だけに削減を義務づけた「京都議定書」と同様に法的な拘束力を持たせるべきだとしています。
さらに、世界の総排出量の80%を超える国々が批准した段階で発効する枠組みにすべきだとしていて、EUだけでなく排出量が世界1位と2位の中国とアメリカも、合意に向けてリーダーシップをとるよう求めています。
EUは去年10月、温室効果ガスのEUの排出量を2030年までに40%削減する自主目標をいち早く打ち出していて、今回の提案をもとに年末のCOP21に向けて各国への働きかけを強化することにしています。
EUのヨーロッパ委員会は25日、この新たな枠組みに盛り込むべき内容などをまとめた文書を発表し、2050年までの長期目標として世界全体の温室効果ガスの排出量を2010年のレベルと比べて60%削減すべきだと提案しました。
また、5年ごとに実施状況の検証や目標の見直しなどを行う必要性を指摘しているほか、新たな枠組みは、先進国だけに削減を義務づけた「京都議定書」と同様に法的な拘束力を持たせるべきだとしています。
さらに、世界の総排出量の80%を超える国々が批准した段階で発効する枠組みにすべきだとしていて、EUだけでなく排出量が世界1位と2位の中国とアメリカも、合意に向けてリーダーシップをとるよう求めています。
EUは去年10月、温室効果ガスのEUの排出量を2030年までに40%削減する自主目標をいち早く打ち出していて、今回の提案をもとに年末のCOP21に向けて各国への働きかけを強化することにしています。