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インドシナ半島で国際宅配の調査開始
3月3日 4時10分

インドシナ半島で国際宅配の調査開始
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ASEAN=東南アジア諸国連合の経済共同体の発足を控え、国土交通省は、タイやベトナムなどインドシナ半島で日系の物流企業が国境を越えて小口の荷物をトラックで送り届ける宅配サービスを展開できるかを探ろうと調査を始めました。
インドシナ半島では、経済発展に伴って日系企業の生産拠点が増えていますが、企業の部品調達や通販事業などに必要な国境を越えてトラックで小口の荷物を送り届ける宅配サービスはあまり整備されていません。このため、国土交通省は、日本の大手運送会社に委託して、2日から5日間かけて日系の物流企業が宅配サービスを展開できるかを探る調査を始めました。
調査は、冷凍食品や衣料品などさまざまな種類の荷物を載せたトラック3台がタイの首都バンコクを出発してベトナムの個人住宅に届けるというもので、2台がラオスを、1台がカンボジアを経由します。輸送の過程では、国境を越える際の通関手続きにかかる時間などを調べるほか、クーラーボックスの中の温度や湿度、それに車の揺れなどを測定して、宅配サービスに向けた課題を検証することにしています。
年内にASEANの経済共同体が発足することで、インドシナ半島の各国は経済的な結びつきがさらに強まり、モノの流れも一段と活発になる見通しなだけに、国土交通省は、今回の調査結果を基に日系の物流企業の事業展開を後押ししたい考えです。

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