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「もんじゅ」試験運転禁止命令 解除時期見通せず3月2日 15時45分
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機器の点検漏れなどの問題が相次いで、事実上試験運転の禁止命令を受けている福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」について、2日から始まった保安検査を担当する原子力規制庁の責任者は事業者が今月末を目指している命令解除の時期は見通せないとの認識を示しました。
福井県敦賀市にある「もんじゅ」では2日から3週間の予定で定期の保安検査が始まりました。
検査に先立ち原子力規制庁の廣瀬登安全規制調整官は大量に見つかった点検漏れの問題などに触れ、「点検状況や再発防止策の妥当性について現場で確認し、改善状況について検査していきたい」と述べました。
これに対して、「もんじゅ」の青砥紀身所長は「課題に対する改善の姿勢や変革のさまを評価してもらいたい」などと応えていました。
もんじゅを巡っては大量の点検漏れが見つかったあとも故障した監視カメラを放置していたことや、今月末の命令解除に向けて原子力規制委員会に提出した報告書で点検が不十分な機器の総数を少なく集計するミスなど問題が相次いでいました。
規制庁の廣瀬安全規制調整官は「今月末に命令解除するという判断は無理だ。解除の時期についてスケジュール感を話せる状況にない」と述べ、命令解除の時期は見通せないとの認識を示しました。
検査に先立ち原子力規制庁の廣瀬登安全規制調整官は大量に見つかった点検漏れの問題などに触れ、「点検状況や再発防止策の妥当性について現場で確認し、改善状況について検査していきたい」と述べました。
これに対して、「もんじゅ」の青砥紀身所長は「課題に対する改善の姿勢や変革のさまを評価してもらいたい」などと応えていました。
もんじゅを巡っては大量の点検漏れが見つかったあとも故障した監視カメラを放置していたことや、今月末の命令解除に向けて原子力規制委員会に提出した報告書で点検が不十分な機器の総数を少なく集計するミスなど問題が相次いでいました。
規制庁の廣瀬安全規制調整官は「今月末に命令解除するという判断は無理だ。解除の時期についてスケジュール感を話せる状況にない」と述べ、命令解除の時期は見通せないとの認識を示しました。