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 京都市左京区の世界遺産、下鴨神社は2日、境内に和風の高級マンション8棟を建設すると発表した。土地代として毎年約8千万円が神社の収入となり、21年に1度、社殿などを大規模に修復する「式年遷宮」の費用や国指定史跡の原生林「糺(ただす)の森」の環境整備にあてる。今年11月に着工し、2017年春に完成予定という。

 発表によると、建設予定地は世界遺産や史跡の登録・指定区域には含まれていないが、この区域に隣接するため、ユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)、京都市、神社本庁などと協議し、理解を得たという。