先月20日から行方が分からなくなり愛知県警が情報提供を呼び掛けていた県立三好特別支援学校(みよし市)の高等部1年池田遥香さん(16)が2日、同校のボイラー室で職員によって10日ぶりに発見され、保護された。衰弱しているため病院に運ばれたが、けがはないという。
愛知県警豊田署によると、池田さんは午後2時40分ごろに見つかった。行方不明になった際と同じ学校のジャージー姿だった。ボイラー室で生活していた形跡はなく、同署がこれまでの足取りを調べている。過去にも不明になって保護されたことが複数回あり、事件に巻き込まれた可能性は低いとみている。
池田さんは20日午後6時15分頃まで、自宅にいたことが確認されていたが、その後、家族がいなくなっていることに気付き、23日に愛知県豊田署が公開手配。延べ約1000人の警官が捜索していた。池田さんは、現金を持っておらず、徒歩で外出したとみられていた。