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「信頼関係築く」と訪中 村山談話の意義訴える学者
戦後50年に出された「村山談話」の意義を訴える学者らでつくる「村山談話を継承し発展させる会」が2日、東京都内で記者会見し、3月9~13日にメンバーが中国を訪れ、日中関係について共産党幹部や研究者と意見交換すると発表した。
訪中団の団長を務める鎌倉孝夫・埼玉大名誉教授は「村山談話は戦後日本の外交資産とも言うべき文書。談話の意義を明確にし、中国と信頼関係を築きたい」と述べた。
共同代表の天木直人・元駐レバノン大使は「村山談話は侵略を認め、謝罪したという2点が重要。(安倍政権が検討している)戦後70年談話でこの2点を避けるのであれば明らかに後退で、日本は国際社会から孤立してしまう」と懸念を示した。
訪中団は約10人で、元毎日新聞記者の西山太吉さんも参加する予定。現地では北京や南京の戦争記念施設も見学する。