起業するのに事業プランは(そんなに)いらない
起業したいんです
という人と会うことが結構あります。起業家に会うといっても、「僕の知見を次の世代に・・・」みたいな、えらそうなことは全く考えていなくて、起業する人が単に好きなので、友達になれそうという理由で会うのですが。
で、とはいえ、一足先に起業している身として、半歩進んでいる先輩として、アドバイスしたくなってしまうこともあるんです。人間だからしょうがないですね。えらそうにアドバイスして、すごいって思われたいという気持ちに負けてしまうのです。
そんな中ですが、アドバイスしたくなってしまう悩みにこんなのがあります。それは
起業したいんですが、事業プランがなくてがなくて・・・
というものです。
「事業プランがない」「アイデアがない」「やりたいことがない」というので悩んじゃう人は多くいるようです。
しかし、起業する上で、事業プランとかアイデアとかはそんなにいらないんじゃないかと思ってます。そもそも、「やりたいこと=起業」というパターンの人は結構いると思うんですよね。
僕は、誰しもが起業するべき、とも強く思わないのですが、やりたいことが起業なら、起業したほうがいいと思う派です。だってしたいんだもの。
じゃあ、特にやることが決まっていないパターンの人はどうすればいいか。それは、「人に聞く」です。特に
- イケてる投資家の人にきく
- イケてる起業家の人にきく
がいいと思います。
投資家っていうのは、お金を投資して、リターンを得るのが仕事なので、めちゃくちゃいろいろなビジネスを調べたり考えたりしているのですね。また、起業家も、本業じゃないから自分ではできないけど「これやったら成功するのに!」というものを多く持ってたりします。
そういう人に話を聞きに行って「起業するんですけど、何をしたらいいですか?」と聞いて、返ってきた答えをやればいいんじゃないかなと。
僕がやっているnanapiという会社の場合、小澤さんという、エンジェル投資家の人が「ハウツーサイトをやりたい」といってたので、やったのがきっかけです。小澤さんはとにかくすごくて、他にもこんな感じでアドバイスして、メガベンチャーに成長させるというのをいくつもやってたりします。
というわけで「これをやりたい!」という事業プランがある人はそれをやったほうがいいと思うのですが、「特に事業プランがなくてどうしようと思っている」という人は、投資家か起業家に決めてもらうというのは、実は成功確率が高いかもしれませんよ、、というお話でした。