3月2日、イラク政府軍は、イスラム教シーア派の武装組織と共同で、北部サラフディン州にある過激派組織「イスラム国」の支配地域に攻撃を開始した。シーア派の兵士、バグダッド近郊で1日撮影(2015年 ロイター/Thaier Al-Sudani)
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[バグダッド 2日 ロイター] - イラク政府軍は2日、イスラム教シーア派の武装組織と共同で、北部サラフディン州にある過激派組織「イスラム国」の支配地域に攻撃を開始した。今回の攻撃は、イスラム国が昨年6月にスンニ派が多数を占めるサラフディン州の大部分を支配下に置き、首都バグダッドに迫って以来、最大の軍事作戦となる。
同州には、フセイン元大統領の出身地であるティクリートなど、イスラム国が拠点とする都市が複数ある。
作戦の進展次第では、政府軍が計画する北部の要衝モスルの奪還計画にも影響する可能性がある。米当局者は、早ければ4月にも奪還作戦を開始するとしている。モスルはイスラム国支配下にある最大の都市。
2015/3/3 00:45 更新