中央日報 latest news
【コラム】中国攻略、筋力ではなく念力だ=韓国(1)
2015年03月02日11時34分[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
イラスト=カン・イルグ |
いまの中国も富のコードは製造ではなく知識と情報だ。昨年の中国10大富豪の出身業種を見ると6人が情報技術(IT)業種で、2人が自動車業種、2人が不動産業種だ。上位4大富豪を見れば1位の馬雲アリババ会長の財産は24兆ウォン、2位のテンセントの馬化騰会長が17兆ウォン、3位のバイドゥの李彦宏会長が14兆ウォン、4位の京東集団の劉強東会長が8兆ウォンの順だ。10大富豪の財産99兆ウォンのうち4大富豪の割合は65%だ。いまの中国も情報産業出身が幅をきかす「知本家の時代」だ。
◆本当に金を儲ける人は馬雲ではなく孫正義
中国の権力と富は指から出た。理念闘争の時代に権力は「引き金を引く銃」から出たし、いまの中国の富は「キーボードを叩く指」から出る。中国は6億5000万人のインターネット加入者と12億7000万人のモバイル加入者を持つ世界最大の親指族の国だ。
先端産業の歴史を見ればその出発点と終着駅が同じだったことは一度もなかった。先端産業は環境が最もやせている土地で始まるが、花は市場が最も大きいところで咲く。やせた土壌を持つ英国で開発された蒸気機関は高速道路が最も長い米国で自動車産業として花開いた。
インターネット革命の開始はやせた土地、米国西部だったが、その花はインターネットと携帯電話加入者が最も多い中国で開く可能性が大きい。先端産業の属性で見れば中国で世界最大の知本家出身の富豪が登場する可能性が大きい。
金は頭で稼ぐのではなく鼻で稼ぐ。中国人は最近のジョークで中国最高の大学は「地方の品の悪い大学だ」として笑う。いま中国の最高名門大学は国家主席を2人輩出した精華大学でも、首相を輩出した北京大学でも、主席と首相に頭脳を貸す中国最高のブレーンが出てきた復旦大学でもない。「地方の品の悪い大学」の杭州師範大学だ。(中央SUNDAY第416号)
【コラム】中国攻略、筋力ではなく念力だ=韓国(2)