昔から、「ナンバー2」が好きだった。
photo by Duncan Rawlinson - @thelastminute - Duncan.co
例えば黄金時代のシカゴ・ブルズ。マイケル・ジョーダンが最高に輝いていた時代。ジョーダンはもちろん好きだったが、一番ファンだったのはスコッティ・ピッペン。
彼自身もスーパースターであることに違いは無いのだが、輝ける太陽である23番よりもちょっとだけ勝負弱い、そんな33番が好きだった。
思い返すと、昔から主役よりもそれを支えるナンバー2のポジションに魅力を感じていたような気がする。
「サイボーグ009」で言えば009よりも004、「太陽にほえろ!」だったらボスより山さん、「ルパン三世」ならばルパンより次元、「ガッチャマン」ならば健よりジョー。
「ナンバー2」と言ってもその成り立ちは様々。ナンバー1を目指しつつも次席に甘んじているもの、ある意味自由な立場とも言えるナンバー2の位置に望んでいるもの。
ただそのいずれにも共通しているのは、決して無視できない「存在感」。主役や組織のトップではないが確かな実力を持ち、月のように静かに光るナンバー2。そしていつの日にかナンバー1になるかもしれないという可能性。そんな彼らの密かな輝きに、知らず知らず心を奪われてしまうのだろう。
ということを「どうして自分はガンダムよりガンキャノンの方が好きなのか」をきっかけに考えてみました。本日は以上です。