韓国海軍は今年4月に進水予定の1800トン級(214級)最新型潜水艦を1919年の独立万歳運動を主導した女性独立運動家、柳寛順(ユ・グァンスン)烈士の名前にちなみ、「柳寛順艦」と命名することを決めた。海軍艦船に女性の名前が付けられるのは、70年間の歴史で初となる。
海軍関係者は「光復(日本の植民地支配からの解放)70周年、海軍創設70周年、柳寛順烈士殉国95周年の意義深い年を迎え、独立万歳運動を主導した柳寛順烈士の愛国心を称えようと命名を決めた」と説明した。
大宇造船海洋で建造中の柳寛順艦は4月末に進水し、試験航行を経て、2016年11月に海軍に引き渡される。
柳寛順艦は2週間浮上せずに海中で作戦を遂行でき、最大射程距離1000キロの潜対地巡航ミサイルなどを搭載している。海軍は214級潜水艦の3号艦以降に「安重根(アン・ジュングン)艦」」「金佐鎮(キム・ジャジン)艦」「尹奉吉(ユン・ボンギル)艦」など抗日独立運動家の名前を命名してきた。外国では米国のイージス駆逐艦、英国の6万5000トン級空母などに女性の名前が付けられている。