川内原発:30キロ圏住民説明会求め九電本店前に600人
毎日新聞 2015年03月02日 19時03分(最終更新 03月02日 19時08分)
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する市民団体が2日、九電本店(福岡市中央区)で、九電に川内原発再稼働前に30キロ圏9市町の住民説明会開催と議会の同意を得るよう求めた。九電は「予定にない」として応じなかった。
鹿児島県内93の市民団体でつくる「ストップ再稼働! 3・11鹿児島集会実行委員会」が呼びかけ、九電本店前には約600人(実行委発表)が集結。代表して100人が住民説明会実施などを求めた約10万筆の署名を瓜生(うりゅう)道明社長に直接手渡すことを求めたが、九電は広報担当が「私たちが対応する」と応じなかった。
実行委の向原祥隆(むこはら・よしたか)事務局長(58)は「再稼働に誰も責任を取らない。こんなことがあっていいわけはない」と憤っていた。【杣谷健太】