NPOならではのSEO対策
NPOのWebマスターのあなたは、 Googleの公式ブログを読んだことありますか? いや、あなたはWebマスターでなくてもかまいません。 自分の属する団体のWebマスターにこの記事を読んでもらって下さい。 先日、GoogleがNPO向けに「サイトクリニック」というアクションをしていて、 そのブログ記事がとても参考になったので紹介・解説いたします。
NPOのSEO対策基礎の5つのポイント
1、質の高いコンテンツを提供しよう 2、適切なページタイトルを付けよう 3、descriptionメタタグを設定しよう 4、URLの構造を改善しよう 5、ナビゲーションをわかりやすくしよう これが、GoogleのWebマスター公式ブログで書かれている基礎です。 SEO業者が語るのではなく、本家が語っている所がポイントです。 検索サービス提供をしている本人が言っているので間違いないでしょう!
NPOのSEO対策基礎の5つのポイント:解説
1、質の高いコンテンツを提供しよう
「質の高いコンテンツ」というと、「自分達のサイトのコンテンツって質が高いかな」と不安に思われる方もいらっしゃるかも知れません。しかし、様々な社会問題の現場で活動されているNPOの皆さまは、既に多くの有益なコンテンツをお持ちであることが多いと考えられます。実際に今回イベントに参加された NPOの皆さまのサイトにも、環境保全や災害支援、海外協力など様々な分野での取り組みを通じたユニークで貴重な情報が溢れていました。
NPOのアクションは非常に社会性の高い活動です。 「何を書けば良いかわからない」という声を聞きますが、 活動報告などは次に続く仲間たちの貴重な道しるべとなります。 ただ、本当にイベントレポートで終わりではなく、 読者に何を伝え、どんなアクションを期待するのかは、 明確にしたほうがよいでしょう。 2、適切なページタイトルを付けよう
ページ タイトル は、いわばページの表札のようなものですので、サイトの訪問者と検索エンジンの双方にそのページのトピックが何であるかを伝えるよう設定します。 国際人権NGO アムネスティ日本 (以下、団体名敬称略)のサイトや スペシャルオリンピックス日本 のサイトのように、そのページにどのようなコンテンツが含まれているかを簡潔に示すページ固有のタイトルが付いていると、それぞれのページのトピックが検索ユーザーにも検索エンジンにもわかりやすくなります。
ページタイトル(ブログタイトル)は、コンテンツ以上に重要とも言われていますね。 もちろん、コンテンツ(中身・本文)が一番大切なのですが、 読者の興味をひくのは、まず、タイトルなのですから。 3、descriptionメタタグを設定しよう
descriptionメタタグとは、Google やその他の検索エンジンにページの概要を伝えるもので、Google検索ではスニペット(検索結果ページでタイトルの下に表示されるテキスト、説明文)の情報として利用する可能性があります。ページ タイトルと同様、ユーザーが閲覧するページを決める際に参考にする重要な情報となりますので、そのページの内容を簡潔にまとめ、それぞれのページに固有のdescriptionメタタグを設定しましょう。
「国際ボランティアNGO NICE」の例が挙げられています。 各ページごとにdescriptionを変えるのがポイントのようです。 このブログ記事には例となる団体がいくつか紹介されています。 良くできているNPOのWebサイトをマネするのは、 非常に良い事だとも思います。 4、URLの構造を改善しよう
URLの構造を考える際に、コンテンツのカテゴリや、ファイル名に説明的な名前を利用することは、検索エンジンがそれらのドキュメントを理解しやすくなることにもつながります。また、ページのURLはGoogleの検索結果にも表示され、ページタイトルやスニペットと同様、ユーザーの検索キーワードがURLに含まれていた場合、その部分が太字で表示されます。
つまり、検索戦略の中でキーワードがアルファベットの場合、 つまり、NPO・CSR・Twitterなどの場合、 URLはその単語を使った方が検索にひっかかりやすいよってことです。 これは仕組みの問題ですので、 今すぐにでも改善したほうが、今後のためになると思います。 このあたりは、一般事業会社とは別の戦略が必要になりますが、 基本は同じであるということです。 実は、テントセンMagazineでもこの対策をしています。 各ライターが一瞬で、アドレスの意義を考えて決めているのです。 このブログ記事アドレスは、 http://www.tentosen.org/2012/09/23/google_seo_npo/ つまり、「NPO SEO」という検索した人に、 情報を届けたいと考えアドレスを固有のパーマリンクというものにしてます。 5、ナビゲーションをわかりやすくしよう
サイトのナビゲーション(ページ間の誘導経路)をわかりやすく整理することは、ユーザーが迅速に目的のコンテンツにたどり着けるようにするために重要です。また、検索エンジンにとっても、ウェブマスターがどのコンテンツを重要と考えているのかを理解するのに役立ちます。
いわゆる「パンくずリスト」の設置が推奨されています。
ナビゲーションの設定としてまず最初にお勧めするのは、 「トップページからそれぞれのページにスムーズにたどり着けるか」をチェックすること、 とも言われています。 自分の属する団体のサイト(ブログ)を客観的に見るために、 Webをよく使う友人に協力してもらうのも良いかもしれません。
まとめ
1、質の高いコンテンツを提供しよう 2、適切なページ タイトルを付けよう 3、description メタ タグを設定しよう 4、URL の構造を改善しよう 5、ナビゲーションをわかりやすくしよう これは、本家本元のGoogle社の見解です。 NPO向けサイトクリニックを実施しました 詳細は上記のリンクから確認してみて下さい。 また、Googleウェブマスター公式ブログはSEO対策や、 Webの構築に非常に参考になります。 あなたがウェブマスターなら、RSS登録、もしくはメールで更新情報を受け取り、 社会変革のアクセレーターとしてWebを強化してみて下さい。 あっ、そうそう。 もちろん、テントセンMagazineのRSS登録も忘れずに! 参照 Googleウェブマスター向け公式ブログ