字幕放送の字幕を入力する仕事
ステノキャプショナーっていうんだそうです。
知りませんでしたが、最近この仕事が
ニーズが増えているそうなので
ちょっと興味を惹かれ、調べてみました。
ステノキャプショナーの基本的な仕事
テレビの字幕放送ってありますよね。
リモコンの字幕ボタンを押すと、
耳が不自由な方用に出てくるアレです。
その字幕を入力するのが、
ステノキャプショナーのお仕事です。
ステノワードという、
文字キーが10個しか無い特殊なキーボードを使い、
リアルタイムで字幕を入力していくそうです。
テレビの他にも講演会や会議などでのお仕事もあるそうです。
どうやって、ステノワードで入力できる?
ステノワードは、文字キーが10個。
この10個のキーを使って、
複雑な日本語がどうやって入力できるのか?
普通のキーボードが一文字ずつの入力に対し、
ステノワードは、言葉単位での入力が可能で、
複数の組み合わせたキーを一回押すだけで
「当たらずといえども遠からず」みたいな言葉も
1回で入力できるそうです。
そのためには、文字の特殊な組み合わせパターンを
いくつも覚えなくてはいけません。
習熟すれば、1分間で300文字打てるようになるそうですが
単純に1秒5文字。
修得するのには、相当訓練が必要で
3年以上はかかるのがフツーだそうです。
単純に早打ちというわけではなく、
集中力と語学力と専門知識と技術と
複数のことを同時に処理する言語能力と・・・
速記術に近い能力が必要なようですね。
ステノキャプショナーの資格
専門技術なのが分かりましたが
資格とかあるのでしょうか?
調べてみたら、特にありませんでした。
ただ、特殊な技術ですから
専門学校や通信教育で身に付けるそうです。
某けい○とまな○によると、
体験レッスンは費用0円から。
受講費用は入学金、受講料含めて6万円~60万円程度。
期間・時間数は、1ヶ月~2年(学習時間:10時間~240時間程度)が目安。
とはいえ、専門学校は
東京・大阪・愛知の主要都市のみ。
またプロとしてのレベルは
スピードワープロ協会が行う
スピードワープロ技能検定1級程度の実力が必要とのこと。
専門学校としては、そこまで高くない気がします。
(調理師学校200万ですし。)
ただ、そこまで時間とお金をかけて
いくら稼げるのか?
将来性は?
そこら辺が気になりますね。
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ステノキャプショナーの給料
調べてみたら、基本的な給与は以下のとおり。
就業時間:160時間/月 ※就業場所によって異なる
平均給与:18~20万円/月 (初任給)
男女比率:(男性)2:(女性)8
時給計算しても、1125円~と悪くない。
1日7時間くらい働いてってことですね。
ただ、女性の就業者が多いですね。
これは、ある程度、時間の自由がきくため
子育て世代の方が多いためだそうです。
雇用形態は正社員もありますが、
パート・派遣・在宅とかなりいろいろ。
業界自体が、特殊ですからね。
また、仕事内容から女性のほうが圧倒的に向いているといえます。
音声を聞きながら、キーボードを打ちつつ、
画面も見なくてはいけません。
複数のことを同時に行えるのは
女性脳のほうが有利なのです。
例えば、女性なら電話しながら
テレビを見つつ、目玉焼きまで焼けますよね。
一方で男性だと、電話がくれば
テレビの音量を下げてくれと言う方、
その場を離れて、部屋の外で電話する方が多いのでは?
これは、男性が一つのことに集中するのが得意で
女性が複数のことを同時にこなすほうが得意な
脳の構造をしているためです。
そういった点から考えれば、
女性に向いている仕事なんですね。
では、将来性は?
高齢化社会とデジタル機器の発達で
ニーズは高まるでしょう。
例えば、病院で、空港で、
音声が聞きづらい場所、大きな音を出せない場所。
そこでリアルタイムの情報が必要な場所は
今後増えていくでしょうから。
習得に時間と労力がかかりますが
都心にいる方なら、メリットの多い技術だなーと思います。
地方の方には、いまいち需要が低そうですが、
女性の仕事としては、
時間の自由も考えれば、有望な仕事だと思いました。
あとは、やりたいかどうかですね。
一人で集中して仕事をするのが好きな人なら
向いていると思います。
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