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【プロ野球】

ポレダ2イニング無安打無失点 ローテ争い一歩リード

2015年3月2日 紙面から

巨人−ヤクルト 先発し2イニング無安打無失点に抑えた巨人・ポレダ=東京ドームで(北田美和子撮影)

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◇ヤクルト4−2巨人

 ヤクルトは川端が攻守で光った。打撃では2安打1打点、守備でも三遊間の打球を飛び込んで三ゴロにした。石川は初実戦で2イニング無失点。杉浦も制球良く3イニング1失点だった。巨人は西村が制球を乱して4イニング2失点だった。

 上々の本拠地デビューとなった。巨人の新外国人左腕・ポレダ(米レンジャーズ)が開幕ローテをかけたサバイバルに生き残った。先発として東京ドームに初登場すると、198センチの長身からの直球を駆使してヤクルト強力打線を2イニング無安打無失点にねじ伏せた。

 「きょうはストライク先行でいけたし、直球の感触も良かったと思う」とポレダ。内容を振り返る声は弾んでいた。無理もない。1回に記録した直球の最高球速は150キロ。「とても良い試合だったね」と満足げな表情を見せた。

 昨季は主に中継ぎとして26試合に登板。日本では先発一本で勝負をかける覚悟を決めている。現時点では菅野、内海、杉内、大竹の4人が開幕ローテ当確。残りの椅子をかけて、この日は新入団の右腕・マイコラス(レンジャーズ)、西村らライバルとの同時登板が決まっていた。求められたのは結果だけだ。

 必死の思いが球に乗り移る。持ち味という直球での内角攻めを披露。飯原ら2人のバットをへし折った。四球で走者を出しても、進塁を許さない。2イニング1安打2失点のマイコラス、4イニング3安打2失点の西村との競争を頭一つリードできた。

 もちろん、首脳陣も合格点。原監督は「この次はもう少し、(投げるイニング)長くなるでしょう」と先発の適性をさらにチェックする方針を示した。ポレダの気持ちは高ぶる。「今度は変化球の精度を試合で上げたいね」。開幕ローテ切符をさらにたぐり寄せる決意は固い。 (川越亮太)

 

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