こう、私が書くと各障害者の投票のことか?子供の頃に学校に行けなくて文字が書けないから投票行けない人のことか?と思う人もいるかもしれないですが、いや、それらの人もありますが、今回取り上げるのはあまり日本では知られていない在外選挙のことです。
私が在外選挙のことを知ったのは、まだネットが一般に浸透し始めてきた約10年前、読売新聞の記事で、ある日本人の海外で働いている方が『日本人は海外に行ったら選挙に投票できないんだ』と同僚の外国人の方に話したところ、『信じられない!アメリカではできるのに。』と言われて海外に滞在する日本人が選挙に投票できるようにネットの力を使い、お互いに連絡し合い、話し合い、国政選挙のみは投票できるようになった、というのを読んだからでした。
「ネットでなら、もっとアニメや映像に日本語字幕が付くように要望したり動けるし、世の中を変えることができるかもしれない。」と記事を読んで確信したのです。
在外選挙の詳しくは現在、衆院選が開始されたことでこれらのアカウントの方が在外投票の現状のツイートをRTしてますので読んでいただければ。↓
このネット社会で未だに 投票の手続きだけでも約3ヶ月、投票所も場所によっては遠く、領事館さえ近くにない人は投票を諦めるしかない現状。
このような現状もあり、各障害者で海外に居る人は投票することすら考えられない人もいると考えられます。
一緒に在外選挙制度を作った80代の男性に昨年連絡しました。「在外投票でもうひと暴れしませんか?」と。彼は「私はもう日本のことは諦めた」と言ってました。「日本は変わらない」。彼が言ってることのほうが正しいのでは?と思う日々です。
— 海外有権者ネットワークNY (@jovnewyork) 2014, 2月 17
各障害者問題や日本語字幕付与問題でも同じですが、こういう諦めざるを得ないことを言わせてしまう国ってどうかと思いますよ。
今回の選挙でもマニフェストに在外投票の改善を入れている党はないと思われますが、約85万人居る有権者は日本のために仕事をしている人や学んでいる人、いずれ日本に帰国する人もいるわけですから、ネットでも手続きや投票ができるように、そして国政だけでなく知事選や地域の選挙でも在外選挙できるように国はちゃんと声を聞いて改善していってほしいです。
今回この件をどうして取り上げたのか、それは私もいずれ日本から出るかもしれないのと、私の在住町の住人はほとんど家に帰らず海外旅行もですが、ビジネスで海外に行っている人がやたら多いのを見るからです。
半年前以上に海外に行く予定を組み込んでしまった人は投票できない人もいるだろうし、若い人の中には自分の一票は老人票に押しつぶされて反映されないから、と、海外へ行くのをキャンセルしてまで投票に赴く人は少ないと思います。
ネットの投票は遠い場所からや体調的に投票に行く人も投票ができるし、文字が書くことが困難な人、投票所で性別をランプで確認とか口頭で氏名をわざわざ確認させるとか、そういうのも無くなるだろうし、まだまだ技術的に改善もしなければいけないですがメリットの面が多いと思われるのですが。