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企業の中で最も重要な資産の一つである“データ”の多くは1990年代以降、多くがリレーショナルデータベース(RDB)で管理されてきました。ところが最近のビッグデータの潮流の中で、インターネットやモバイル端末を利用する“モノのインターネット(Internet of Things:IoT)”のデータを取り扱う企業やウェブ系、一般企業で従来から利用しているRDBではなく、NoSQLを利用する企業が増えてきています。NoSQLが話題になるようになって数年経ちますが、今なぜNoSQLなのか、日本で利用者が増加しているオープンソースの主なNoSQL製品を研究しながら探っていきたいと思います。
今回、この企画をするにあたって、各ベンダーや各方面の専門家が賛同し協力してくれています。製品の特徴、強み、そして、どの分野に利用するのがよいのか、最も重要なこととしてどのような利用に向いているのか、また商用版が存在する場合にはその違いについてシリーズで説明して頂きます。
NoSQLはさまざま種類の膨大なデータ量を高速かつ動的に整理し分析することを可能にする、非リレーショナルな分散データベースシステムです。知られているだけでも100を超えるさまざまな製品がありますが、大きく分けて4種類のカテゴリに分けられます。
各製品にはそれぞれに特徴があり、向き不向きがありますので、製品選定の際には、特徴の違いを理解しておくことがとても重要になります。今回のシリーズで紹介する7つについても、どのカテゴリに分類されるか覚えておいてください
以下の表は、NoSQLデータベースを評価する際に考慮すべきいくつかの重要な特性を示します(表1)。
データモデル | パフォーマンス | スケーラビリティ | 柔軟性 | 複雑さ | 機能性 |
---|---|---|---|---|---|
キーバリュー | 高 | 高 | 高 | なし | さまざま(なし) |
ワイドカラムストア | 高 | 高 | 中 | 低 | 最小限 |
ドキュメント | 高 | さまざま(高) | 高 | 低 | さまざま(低) |
グラフ | さまざま | さまざま | 高 | 高 | グラフ理論 |
データベースは1959年にW.C.McGee氏による論文で初めてその言葉が定義されたと言われています。1960年代に入るといくつかデータベースが発表され、1970年代から1990年代頃までは、メインフレームの全盛期時代がありました。大型コンピュータによって計算処理の高速化、記憶、記録装置が発展した、この時代のデータベースは階層型データベース(HDB)やネットワークデータベース(NDB)といったものです。
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