本装置の出力信号は、HD-SDI/SD-SDIモニタに入力して表示することができますので、映像バンクシステムでの字幕プレビュー、マスター送出系統での送出字幕モニタに最適です。
※入力信号のHD-SDIとSD-SDIは自動認識され、内部動作を切り替えます。
※入力SDI信号のスルー出力端子を備えていますので、現行のシステムを分岐させることなく使用できます。

19インチラック1UサイズのADM-2x01シリーズ、ハーフUサイズのADM-3001をラインナップしています。

ANCデータモニタ装置シリーズの機能比較表

ANCデータモニタ装置シリーズの主な仕様

• 入力信号HD-SDIとSD-SDIは自動認識され、内部動作を切り替えます。
• HD字幕、SD字幕、アナログ字幕、ワンセグ字幕のうち、複数方式のデータが同時に重畳されている場合は、任意のタイミングでモニタ対象の字幕データを切り替えることができます。
• モニタ対象とする字幕データは、ARIB STD-B37 補助データパケット形式で伝送されるデジタル字幕データの構造で規定される2つの多重方式のうち、ショートフォームデータ形式のデータです。交換フォーマットデータ形式のものは対象外です。
• デジタル字幕で2言語を含んでいる場合は、第1言語と第2言語をいつでも切り替えることができます。
• 入力信号フォーマットと同じフォーマットで同信号を2系統出力することができます。
• V-ANCに多重して運用される放送局間制御信号（ARIB STD-B39に規定）の内容をモニタ表示することができます。
• 設定機能によって、「信号フォーマットごとの既定字幕の種類」、「放送局間制御信号モニタ機能の有無のプリセット」ができます。

ANC Packet Viewer Ver.2 は、ANCデータモニタ装置で採取したANCパケットデータをLAN経由（TCP）で受信し、ANCパケットの閲覧・簡易解析・印刷をするためのMicrosoft Windows用ソフトウェアです。

※ADM-2501以上のモデルから対応

• ANCパケットの字幕表示機能を追加しました。閲覧しているANCパケットの字幕表示だけでなく、ANCデータモニタ装置から受信したANCパケットをリアルタイムに字幕表示することが出来ます。
• 閲覧できるANCパケットは、ライン1，2に多重されたAncillaryデータで、主にデジタル字幕パケット、放送局間制御信号（ネットキュー）とCM確認コードです。
• 指定した条件のパケットを瞬時に検索できます。
• 不正なANCパケットを瞬時に検索できます。
• ECC（エラー訂正符号）・CS（チェックサム）の検査ができます。
• TCP受信時、受信ファイルを分割し、古いファイルを自動削除していくことができますので、簡易ANCロガーとしても使えます。

CM字幕チェッカーは、CM字幕対応 ANCデータモニタ装置で採取したCM字幕パケットデータやタイムコード等をLAN(TCP/IP)で受信し、CM字幕内容やARIB規格の適合性をワンタッチ操作で解析できるMicrosoft Windows用ソフトウェアです。

※ADM-2501以上のモデルから対応

• 基本オペレーションはワンクリックのみです。CM素材を再生する前に「チェック開始」ボタンを押すことで全自動でCM枠の字幕内容をチェックし結果を表示します。
• HD/SD/アナログ/携帯字幕が1回の再生で全てチェックすることができます。
• CM字幕内容と合わせて字幕データのARIB規格適合性をチェックします。
• ADM-2501/ADM-2601の映像信号出力でクリアパケットと字幕管理データの送出を表示します。CM枠終了前のクリアパケット送出が確認できます。