山本奈朱香
2015年3月2日00時40分
性的少数者(LGBT)のための「成人式」が1日、名古屋市内であった。女性として生まれ、今は男性として大学生活を送る新成人が登壇。「自分の感性を信じて胸を張って生きていきたい」と誓いの言葉を述べた。
「会場は、私が中学時代を過ごした大切な場所。私が学校を去った時、こうして話ができる日が来るとは夢にも思いませんでした」
名古屋市昭和区の南山学園の講堂で開かれた式典。スーツ姿で壇上に立った恒川裕紀(ゆうき)さん(20)は、全国各地から集まった約160人の参加者を前にこう話を切り出した。
小さい頃から活発で、友達からは「男だったら良かったのに」と言われた。「オトコオンナ」とからかわれると、「うるせぇ」と言い返していた。
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