2015年3月1日(日)

浦和サポーター、完敗にブーイング「進化がない」/ゼロックス杯

浦和に声援を送るサポーターら=28日午後、横浜市の日産スタジアム

 「因縁の対決」「去年の雪辱を」。J1昨季2位の浦和は28日、富士ゼロックス・スーパーカップで昨季J1、ナビスコ杯、天皇杯を制したG大阪と対戦した。横浜市の日産スタジアムに駆け付けた浦和サポーターの願いもむなしく、チームは0―2と完敗。試合終了の笛とともにブーイングが浴びせられた。

 前半を0―0で折り返した浦和は後半23分にセットプレーから先制を許すと、後半ロスタイムにも失点。昨季終盤の再現のような展開に、東京都立川市の小学5年石川愛紘さん(11)は「去年から進化がない。変わったぞ、というのが分からない。決めるところで決められず、失点した後は立ち直れない」と不満を口にした。

 無得点に終わった攻撃陣に対して、興梠慎三選手の不在を嘆く意見が大勢を占めた。親子で観戦した川越市の小学5年吉田勝悟君(11)は「興梠がいないと勝てない」。会社員の父親勝彦さん(49)も「個の力はすごいのにバランスが悪い」と連係不足を指摘した。さいたま市南区の会社員横山直樹さん(34)は「前線に期待ができない。3年間積み上げたものが見えなくなってしまった」と悔しがる。

 一方で、11人が新加入したチームの底上げに期待の声も聞こえた。吉川市の会社員石野真さん(51)は「誰が出るのか本当に楽しみ。連戦の中で状態を見て起用してほしい」。三芳町の会社員関谷広希さん(36)は「前線の顔触れが変わってくる。きょうは橋本選手が見たかった」と新戦力の加入を歓迎する。

 川越市の会社員飯田昌人さん(50)は「リーグのファースト、セカンドシーズンを勝って完全優勝してほしい。そうでなければサポーターは納得しない」と目指すハードルを高く設定。幸手市の会社員本間正愛さん(45)も「今年は終盤に失速しないで、最後は笑って終われるように」と期待を込めた。

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