麻しん・風しん(麻しん風しん混合、麻しん・風しん単独)予防接種
[2014年9月1日]
麻しんウイルスによる全身感染症です。多くは幼児期に感染します。飛沫または直接感染します。カタル期(発熱・眼瞼結膜の充血、麻しん口内疹)、発疹期(全身に赤い斑状丘疹)、回復期と進行します。合併症として、肺炎・気管支炎・中耳炎・亜急性硬化性全脳炎がみられます。
風しんウイルスによって生じる急性の発疹性感染症で、季節的には春先から初夏にかけて患者の増加がみられます。潜伏期間は2週間から3週間で、主な症状として小さな紅斑や丘疹、発熱、リンパ節腫脹などが認められます。予後は一般的に良好ですが、血小板減少症紫斑病、脳炎などの合併症が発生することがあります。
なお、ウイルスに感染した人のうち、15%から30%くらいの人は不顕性感染(ウィルスに感染しても、感染症状が発症しない状態)で終わるともいわれています。
※ウィルスを保菌しているため、他人を感染させてしまうことがあります。
麻しん風しん混合(MR)ワクチン、または麻しん・風しん単独ワクチンを接種します。
1歳から2歳になる1日前までに1回接種
(1歳になったらできるだけ早期に接種を行う。)