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副大統領みずから隔離措置 エボラ流行のシエラレオネ
3月1日 23時37分

副大統領みずから隔離措置 エボラ流行のシエラレオネ
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エボラ出血熱の流行が最も深刻な西アフリカのシエラレオネでは、副大統領が周囲に感染者が出たとして、みずから3週間の隔離措置を決め、感染の封じ込めに向けて依然緊迫した状況が続いています。
シエラレオネのサムスマナ副大統領は、警護担当者の1人が先週エボラ出血熱を発症して死亡したため、みずからの感染の疑いも完全には否定できないとして、28日、ウイルスの潜伏期間に当たる21日間にわたって隔離措置を受けると発表しました。
シエラレオネでは、これまでに感染者が1万1000人を超え、エボラ出血熱の流行が最も深刻になっています。ことしに入って新たに確認される患者数は大幅に減っているものの、依然として家族が患者をかくまったりして隔離されないケースがあとを絶たず、週単位で報告される患者数もここにきて60人から100人で推移するなど、感染が再び拡大することも懸念されています。
こうしたなかで、サムスマナ副大統領は、自主的に隔離措置を受けることにしたと公表することで感染予防策の重要性を改めて国民に訴えたいとしています。
エボラ出血熱は、隣国のリベリアでは新たに報告された患者数が1人にまで減っていますが、感染が国境を越えて再び拡大するおそれもあり、シエラレオネでの対策が西アフリカでのエボラウイルスの封じ込めに向けた大きな鍵となっています。

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