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国内初 自動運転車の市街地走行試験
3月1日 21時14分

国内初 自動運転車の市街地走行試験
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ドライバーがハンドルやアクセルを操作しなくても、センサーで障害物を認識しながら自動で運転する次世代の車の走行試験が、1日から石川県珠洲市で始まりました。研究を進めている金沢大学によりますと、「自動運転」の車の走行試験を市街地の道路で行うのは国内で初めてだということです。
これは、金沢大学が大手メーカーの乗用車を使って研究を進めている「自動運転」の車の実用性を検証するために、珠洲市と連携して始めたものです。走行試験初日の1日は、地元の子どもたちや報道関係者も参加して、珠洲市内の道路を使って試乗体験が行われました。法律上の制約があるためドライバーがハンドルに手を添えていますが、ハンドルやアクセル、ブレーキなどは、車体の上に置かれたセンサーであらゆる方向の障害物を認識しながら自動で操作されます。
金沢大学によりますと、市街地の道路を利用した「自動運転」の車の走行試験は国内では初めてだということで、1日は目的地まで無事に走行しました。金沢大学の菅沼直樹准教授は「17年前から研究を続けてきたので、ようやく市街地を走行できて感無量だ。過疎地域を救う新たな技術として改良を重ねていきたい」と話していました。金沢大学は平成32年まで走行試験を行って、高齢化と過疎化が進む地域での導入に向けた検証を進めることにしています。

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