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【大リーグ】

イチロー、シート打撃で主戦級相手に2安打 レドモンド監督、「毎日起用ある」

2015年3月2日 紙面から

 イチロー、貫禄2安打! マーリンズのイチロー外野手(41)は2月28日、フロリダ州ジュピターでの春季キャンプで実戦形式の打撃練習に1番打者で出場。ともに先発ローテ入りが確実なダン・ハレン(34)、ヘンダーソン・アルバレス(24)の両右腕から1安打ずつを放ち、4打数2安打と気を吐いた。レドモンド監督も「第4の外野手」にいたく感銘を受け、「ほぼ毎日でも起用する方法はある」と準レギュラー級の扱いを約束した。

 41歳、メジャー最年長の野手とは思えない体の切れだった。この日は実戦形式の打撃練習。共同電などによれば、イチローは「いきなり(首脳陣に)1番で打て、と言われて『いいな、この感じ』と思った」と、意気に感じてグラウンドに向かった。

 第2打席で昨季10年連続2桁勝利のハレンから右前打を放つと、第4打席の相手は、2013年にノーヒットノーランを達成した新星アルバレス。球速100キロ前後のスローカーブにも体を泳がされずに右前へ運び、4打数2安打とした。

 「結果を求めていないことはない。いつだって取りにいく。投手との駆け引きは必ずあるから」。背番号51は、力強く語った。

 レドモンド監督も目を見張った。マ軍はメジャー屈指の外野陣を誇り、レギュラーは完全固定されている。イチローはあくまでも「第4の外野手」として獲得したが、指揮官は「ほぼ毎日でもイチローを起用する方法はある。ナ・リーグのいいところは代打も利用できるからね」とぞっこんほれ込んだ様子。「イチローはスイングの軌道が短いから、代打には理想的だ。ヒットを打ってほしいときや出塁してほしいとき、それができる高い能力がある」とうなずいた。

 新天地に働き場所を求めたメジャー15年目は申し分ないスタートとなったようだ。

 

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