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ロンドン・テロ未遂とつながり=黒覆面男、追跡免れる―英紙

時事通信 3月1日(日)22時0分配信

 【ロンドン時事】1日付英紙オブザーバー(電子版)は、過激派組織「イスラム国」の黒覆面男モハメド・エムワジ容疑者が、2005年7月にロンドンで起きたテロ未遂事件とつながりがあったことが分かったと報じた。
 同紙が入手した裁判資料によると、エムワジ容疑者のグループの有力メンバーの一人が、市民52人が死亡した05年7月7日のロンドン同時テロの約2週間後に起きたテロ未遂事件の実行犯フセイン・オスマン服役囚と、未遂事件発生当日に電話で話をしていたという。
 会話の内容は不明だが、エムワジ容疑者が重大テロ事件に関連があった可能性が浮上していたにもかかわらず、当局の追跡を免れたことで、テロ対策の不備を指摘する声が上がっている。最大野党・労働党の「影の内相」クーパー議員は「テロ捜査の権限を弱めた政府の決定が、(エムワジ容疑者らの)イスラム国への参加を容易にしたのかどうか、われわれは知る必要がある」と述べた。 

最終更新:3月2日(月)0時39分

時事通信

 

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