「韓国が竹島を不法占拠した1954年当時、200〜500頭のアシカが生息していた。それを絶滅させたのは、韓国の独島警備隊員であって、そのことは韓国紙も報じている。例えば、2006年2月23日のハンギョレ新聞(電子版)は『警備隊員が独島のアシカを食べていた』と書いている。12年8月19日付の中央日報(電子版)も『独島守備隊が武器を調達する際、釜山のヤンキー市場に行き、アシカ1頭と引き替えに拳銃と小銃を取得した』と報じている」
要するに、自国による“アシカ絶滅”の責任を、歴史を無視して日本に押し付けているのだ。下條教授は続ける。
「そもそも、韓国では、歴史を文献からきちんと検証しようということはしません。歴史学者といっても、宗教を妄信する信者のようなもの。国家が定める歴史観から離れることはできず、ただ反射的にその場その場の理屈をつけているにすぎないのです」
何と悲しき人々なのか。韓国が、自然科学分野でノーベル賞を受賞できない理由が分かる気がした。 (ジャーナリスト・安積明子)