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サケロックが解散発表、ラストアルバム「SAYONARA」を4月リリース

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前作『MUDA』より実に4年半ぶりの5thアルバム『SAYONARA』。今作を最後にSAKEROCKが解散する事を発表した。

そして今作は、プロデュース・作曲のすべてを星野源が務め、初のオリジナルメンバー5人のみで作り上げた、SAKEROCK史上最高なアルバム。脱退したメンバー2人(野村卓史、田中馨)が参加し、オリジナルメンバー5人で制作した最高に素晴らしいラストアルバムとなっている。

また、LAST LIVE <ARIGATO!>は6月2日、両国国技館にて開催される。

リーダーである星野源からコメントは以下の通り。SAKEROCKのHPではメンバー全員のコメントが記載されている。

(edit by Qetic・Daiki Hayashi)

SAKEROCK星野源のコメント

少し長いですが、お付き合いいただければと思います。

2013年の夏の入院中、「SAKEROCKでやりたいことはなんだろう」とずっと考えていました。3人体制になってからというもの、バンドとしての活動がうまくできず、次の動きを考えている間にメンバー個人の活動が本格化し、次第にそれぞれの「戦う場所」が生まれました。どんどん時間は過ぎ、「SAKEROCKで戦う意味、活動する意味」を見つけようと思えば思うほど、やりたいことがわからなくなっていきました。ここはきっぱり解散するしかないのかな......。そんな想いでベストアルバム『SAKEROCKの季節』に収録された「Emerald Music」のMVの編集をしていたとき、差し込んだ過去のオフショット映像で馬鹿みたいに笑っている初期の自分たちを見ながら、ふと「この頃に戻りたいな」と思いました。「でも解散するとしたら、もう無理だな」とも思いました。すると、急にポジティブな感情が生まれたのです。「解散するからこそ、できるのではないか?」解散するからこそ「最後にもう一度脱退した二人を呼び戻すこと」もありなのではないか。そうしたら今まで一度も作ることができなかった「オリジナルメンバーでのアルバム」ができるのではないか。そしてその5人で、戦ったり、挑戦したりするのではなく、ただ「メンバー全員で楽しく演奏する」ことがしたい。そのとき、SAKEROCKで心からやりたいことが見つかりました。メンバーの大地くんとハマケンに相談すると、解散することを含め賛同してくれ、元メンバーである卓史くんと馨くんにお願いすると、二人とも快く引き受けてくれました。5人での制作は本当に楽しく濃密で、ポジティブな空気に満ちていました。その勢いの中、1stアルバムのようなラストアルバム『SAYONARA』が完成しました。この1枚で思い残すことなく、自分が結成当初から目指していた音、インストバンドSAKEROCKのすべてを出し切ることができたと思います。6月のライブをもって、SAKEROCKは5人で解散します。5人で同時に終われるということが、本当に嬉しい。メンバーのみんな、本当にありがとう。そして、ここまでたどり着けたのも、今まで応援してくれた皆さんのおかげです。本当にありがとう。

SAKEROCK 星野源

Event Information

SAKEROCK/LAST LIVE ''ARIGATO!''​
2015.06.02(火)@両国国技館
OPEN 18:00/START 19:00
※チケット詳細、発売日などは3月9日にお知らせします。
SAKEROCK HP カクバリズムHP