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映画「JACK RYAN: SHADOW RECRUIT《aka JACK RYAN 5》」(エージェント:ライアン《aka エージェント・ライアン,ジャック・ライアン 5》)<2014:アメリカ、ロシア>

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映画「JACK RYAN: SHADOW RECRUIT《aka JACK RYAN 5》」(エージェント:ライアン《aka エージェント・ライアン,ジャック・ライアン 5》)<2014:アメリカ、ロシア>

映画「JACK RYAN: SHADOW RECRUIT《aka JACK RYAN 5》」

(エージェント:ライアン《aka エージェント・ライアン,ジャック・ライアン 5》)

<2014:アメリカ、ロシア>

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toikunの評価:★★★☆(3.5点/5点満点中)
    主要登場人物配役(役名俳優)
  • CIAエージェント(分析官) ジャック・パトリック・ライアンクリス・パイン
  • 米海軍中佐兼CIAでのライアンの上司ウィリアム・ハーパーケヴィン・コストナー(ケヴィン・コスナー)
  • 医師でライアンの婚約者キャシー・ミューラーキーラ・ナイトリー(キーラ・ナイトレイ)
  • ----------------------------------------
  • ロシアへの愛国心の強い富豪ヴィクトル・チェレヴィンケネス・ブラナー
  • チェレヴィンの亡くなったはずの子供でアメリカでテロを企てるアレクサンドル・ボロフスキーアレック・アトゴフ(アウレック・アットゴフ)
  • ロシアの高官ソローキンミハイル・バリシニコフ
ジャンル: アクション, スリラー
上映時間: 105分
アカデミー賞(オスカー)結果:
受賞: なし
ノミネート: なし
<スタッフ>
製作: Lorenzo di Bonaventura, Mace Neufeld, David Barron, Mark Vahradian
監督: Kenneth Branagh
脚本: Adam Cozad, David Koepp
撮影: Haris Zambarloukos
音楽: Patrick Doyle
出演(キャスト): Chris Pine, Kevin Costner, Kenneth Branagh, Keira Knightley, Colm Feore, Peter Andersson, Nonso Anozie, Gemman Chan
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<ストーリー>(あらすじ,内容,ネタバレ,ラスト,詳細)

 2001年9月11日。アメリカ同時多発テロが勃発した。ロンドンのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの博士課程に留学していたアメリカ人青年ジャック・ライアンはそのことを学校のテレビで知った。ライアンは愛国心からか博士課程を止めてアフガニスタン紛争へ従軍、海兵隊少尉として活躍していた。また大学院でも学んでいたような優れた分析能力から上官へ進言もしていた。だが、ライアンや彼の仲間が乗ったヘリがミサイルに打ち落とされた。大けがをしたライアンだったがその身体で仲間を助けた…。

 もう少しで下半身不随となるほどの怪我であったが何とかリハビリを行いもう少しで歩けるところになっていた。その施設で知り合ったのが医学3回生のキャシー・ミューラーだった。彼女は優しくまた時には強く眩しく感じたライアン、恋心が芽生えていた。またその施設でウィリアム・ハーパーという男に出会う。彼は海軍中佐で今はCIAにいると言った。走れるようになったライアンをハーパーはCIAにリクルートした。彼のアフガン紛争時代の上官への進言や大学院時代の論文を見たからだ。『大学院へ戻り博士課程を取れ、そしてCIAの情報分析官になって、ウォール街の銀行で身分を隠して働いて、テロ組織の資金の流れを探れ』そう言ったハーパーの言葉通り、10年後ライアンはウォール街にいた。

 世界情勢は穏やかではなかった。原油や天然ガスといったロシアが持つ天然資源の関係をロシアの横暴から世界を守るためにアメリカを中心とした国連安保理が手を打とうとしていたのだ。そんな状況の中、ライアンは自分の勤めている銀行の情報から企業の隠し口座を見つけ、それがアメリカの脅威になると判断。仲介者を通じてハーパーへ情報を送る。またロシアへ人を送るべきと進言した。

 ライアンは施設で自分を助けてくれた女性キャシーと同棲していた。キャシーは女医になっていた。CIA職員である事を隠しているライアンの余所余所しさは異常で、キャシーは浮気しているのではとさえ思うほどであった。ライアンは銀行の上司に『モスクワへ調べに行く』と言って行く事になった。キャシーは着いていくと言ったがモスクワは遊びに行くのではないと断った。彼女はパリで待つと言った。ライアンもモスクワでの事が終わったらパリに行くと言った。

 ロシア・モスクワ。ライアンは空港で調べる会社のトップ、ヴィクトル・チェレヴィンが用意してくれたボディガードの出迎えを受ける。だがホテルに着き部屋に行ったときその男に銃撃される。辛くも避け海兵隊時代の力により男を殺したライアン。これが初めての殺人だった。彼は直ぐさまCIAへと連絡を取った。

 ライアンが待ち合わせ場所に行くとそこにはハーパーの姿があった。色々な話しをする2人。そしてライアンは自分の考えから、『アメリカでテロが起こり、それに便乗したドル売りでアメリカ経済も酷いものになる』と言った。

 監査として隠し口座の企業にやってきたジャック・ライアン。トップのヴィクトル・チェレヴィンに会う。チェレヴィンの企みから『銀行員としては』事を調べられなかったライアン。だがライアンはチェレヴィンと夜にレストランで食事をすることになった。

 その後ハーパーと落ち合ったライアン。チェレヴィンのPCに入るようにと言われる。ホテルに着いたライアン。そこにはパリでの予定を投げ出したキャシーがいた。彼女にCIA職員で有ることを伝えるライアンであった。

 アメリカでは潜伏しているロシア人へテロを起こすようにとの指令が伝わっていた。

 モスクワ。ホテルのライアンとキャシーの前にはハーパーもいた。キャシーが一緒に行くと言った。チェレヴィンが女好きであるというのも作戦のキモだと判断したようだ。そしてレストラン。チェレヴィンに出迎えられるライアンとキャシー。ただ食事をするわけではない。ライアンとキャシーは上手く芝居をしてCIA職員も上手く活動して、ライアンはレストランを出てチェレヴィンの会社に向かった。そして侵入。PCへとも。データを得た。だがチェレヴィンもセキュリティを施していないワケではなくすぐに何者かが侵入したと部下達に伝わった。部下等が銃で武装した男たちを従えて会社に戻る。CIAのハーパーや彼の部下等は外で見守りハーパーは武装男らを狙撃して殺してライアンを逃がす。だがそこへ、部下から侵入を知らされたチェレヴィンが念のためキャシーを連れてライアンの前に現れた。ライアンのボディチェックをするが何も得られない。だがライアンをつけるように部下に言い渡したチェレヴィンだった。

 モスクワ市内にある秘密基地にライアンとキャシーは着き、そこにはハーパー等CIA職員がいた。ライアンは言った、『18時間後にテロが起きドルは大暴落になると』。とそこにバンが押し入ってきた。基地がチェレヴィンにバレたのだ。銃弾の嵐の中キャシーは連れ去られてしまった。ライアンは車を飛ばして追いかける。キャシーの婚約指輪には発信器が付いているのである。キャシーがいる車にはチェレヴィンが合流した。彼は拷問すると言った。必死に追うライアン。何とかキャシーを連れ戻し、チェレヴィンを伸したライアンだったのだった。

 アメリカ。キャシーの機転でテロはマンハッタンで起こると分かる。ハーパー等CIAはFBIとも協力しマンハッタンを封鎖。もちろんハーパー、ライアンもマンハッタンに入った。テロの首謀者がチェレヴィンの言っていた死んだはずの息子アレクサンドルであるとまで読めていたCIAは必死に彼を探す。ライアンは不審な警察車両を発見。バイクで追いかける。テロはウォール街の地下で起こることをハーパーに伝える。

 ウォール街の真下、換気口。そこに警察車両が来た。アレクサンドルは積んである凄まじい爆弾の起爆装置を押して残されたのは5分となった。ライアンはアレクサンドルと格闘。爆弾の量やその起爆を抑えることと判断したライアンは車両のハンドルを握る。ライアンは地下を出て川を目指した。まだバンにしがみついているアレクサンドルは即座の起爆を試みるがライアンがそうさせない。そして川にバンが飛び込むというところでライアンは脱出、川に落ちたバンは大爆発を起こした。斯くしてテロは防がれたのだった。

 ロシアではチェレヴィンがロシア高官に責任を取り殺された。

 アメリカ、ホワイトハウス。招かれたライアンとハーパーは大統領に感謝状を渡されるのであった。

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<感想>(紹介,レビュー,批評,評論,解説)

 2013年に死去したトム・クランシー原作のジャック・ライアンを主人公にしたシリーズの第5作目。

 「レッド・オクトーバーを追え!」アレック・ボールドウィン、「パトリオット・ゲーム」と「今そこにある危機」のハリスン・フォード、「トータル・フィアーズ」のベン・アフレックに継ぐ4代目としてジャック・ライアンを演じたのは「スター・トレック」や「アンストッパブル」のクリス・パイン。ライアンの彼女キャシーの役で「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」等の「パイレーツ〜」3作や「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」でオスカー助演賞にノミネートされたキーラ・ナイトリー。CIAの上官ハーパーを演じるのはご存じケヴィン・コストナー。彼が出ると『すごい長い映画では?』と思ってしまうtoikunであるが今回は105分である。そしてロシアの富豪でテロを企てるヴィクトル・チェレヴィンの役で今作の監督も務めるケネス・ブラナーなど。

 実は現段階でtoikunは前作である「トータル・フィアーズ」を未見であり、その前の3作も殆ど忘れている。「レッド・オクトーバー〜」は唯一ちょこっとだけシーンが思い出されるだけ。そんな中で見てみた。ボールドウィン(当時)やフォードは線が細いから分析官ぽいがアフレックは太いからどんなものなのかなぁって感じで。

 クリス・パインは細いなって感じた。海兵隊上がりで大男を伸すとはいえ細い。この点、是非とも「トータル・フィアーズ」とも見比べてみたい。話は戻し、だからジャック・ライアンがそうらしかったかといえば分からない。この点色々な人の評価も見てみたいな。

 そしてブラナーのスピード感を出したかったのか、所々かなり端折ったような演出or編集は違和感があったものの『狙った?』スピード感は出ていた。良:悪=6:4の割合くらいだけど…。

 ケヴィン・コストナーは2014年で59歳、それを持ってして見てみるとこんな年寄りが前線で活躍ってのは有り得るの?などと疑問に思ったが90年代の彼の感じがしてそれは良。だって好きなんだもん。

 うに、ロシアの後でアメリカに戻ったキーラがテロの起きるシーンを当てるところで、如何にもと彼女にスポットライトが浴びていてどう考えても彼女が答えを出すのが分かる演出は良かったのか悪かったのか…ワカラン。

 あ、最後の方でブラナーがロシア高官に殺されるシーンは、彼が出演した「ワルキューレ」で自殺したシーンと殺され方は違うが既視感があった。



2015.03.02

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