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放送内容


2月9日(月)

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メインテーマコクを生かして食卓革命
【番組冒頭】怪味ソース


出演者

<コクを生かして食卓革命>
専門家ゲスト:西村敏英さん(コクの専門家 日本獣医生命大学 応用生命科学部 食品科学科 教授)
リポーター:近藤泰郎アナウンサー

<【番組冒頭】怪味ソース >
リポーター:山田大樹アナウンサー


味に深みを出し、おいしさをアップする「コク」。でもご家庭でコクを出すのって、ちょっとめんどくさいですよね。そこで今回は、お手軽コクアップのワザをどっとご紹介しました。
コクが決め手のカレーで大ヒットを飛ばした食品メーカーの研究者が、そのカレーでも使われているコクの秘密を大公開。また、フランス料理のコクの決め手となっている「万能コク調味料」の作り方もご紹介しました。実はこれ、家庭にある調味料にちょっと手を加えるだけで出来ちゃうんです。
コクがあるものって、油っぽくてカロリー高いんじゃない?って思い込んでいるアナタ!そうじゃないんです!油を抑えてコクもアップする、とってもヘルシーなレシピも見つけました。
さらに、つい最近解明された「コクアップ野菜」についての最新情報と上手な使い方まで、まさにコクざんまいでお送りしました。

コクとは?

番組では、厚みと広がりのある味わい、として紹介しました。

“コクの決め手”となった 炒めたまねぎの作り方

材料・8人分

・たまねぎ・・・2コ
・サラダ油、またはバター・・・大さじ1~2程度

作り方

  1. たまねぎの皮をむき、半分に切ったあと、芯をくりぬく。
  2. 繊維に沿って、厚さ2ミリ程度にスライスする。
  3. 油をひいたフライパンに、スライスしたたまねぎを入れる(この時点では火はつけない)
  4. 強火にして、全体が茶色っぽくなるまで炒める。
    (3~4分程度が目安 たまねぎの生臭さや辛みを飛ばすための工程です)
  5. 全体が色づいてきたら、弱火にし、お好み焼きのようにフライパンの中央に寄せ固める。
  6. 焦げ付かないよう5分おきに裏返しながら、蒸らすようなイメージでじっくりと火を通す。
    (最低30分 焦げ付いてしまうと苦みが強くなるため気をつけてください)

※カレールーなどに混ぜて使ってください。

カレーの開発者が教えてくれた カレーの簡単コク出しテクニック

材料・8人分

インスタントコーヒー小さじ1、またはビターチョコ1かけ
※入れすぎるとコーヒーやチョコの風味が立ちすぎてしまうので、少量入れるのがポイントです。

情報提供:ハウス食品

ガストリックを使った料理を紹介してくれたホテル

「神戸北野ホテル」
住所:〒650-0003
兵庫県神戸市中央区山本通3-3-20
電話:078-271-3711
ファックス:078-271-3700
※ガストリックを使った料理を召し上がりたい方は、事前に予約を行ってください。

万能コク出し調味料 ガストリックの作り方

材料・作りやすい分量

・グラニュー糖・・・50グラム
・米酢またはワインビネガー・・・10ミリリットル
・水・・・25ミリリットル

作り方

  1. グラニュー糖に酢を混ぜ、鍋をゆすりながら強火で加熱し続ける。
    (温度設定機能のあるコンロを使用する場合は、160度以上に設定してください)
  2. 煙が出始め、全体が濃い黒色になってきたら水を入れる。
    (温度を下げ、鍋の中で起きていたメイラード反応を止めるためです)

※ガスコンロの場合、空だき防止機能が働き、火力が弱まる場合があります。その場合は、色を見ながら長めに加熱してください。
※冷蔵庫で1~2週間は保存できます。

ガストリックミートソースの作り方

材料・作りやすい分量

・牛ひき肉・・・500グラム
・トマト・・・6コ(1200グラム)
・たまねぎ・・・2~3コ(500グラム)
・にんじん・・・1本(150グラム)
・マッシュルーム(水煮缶)・・・150グラム
・水・・・500ミリリットル
・にんにく・・・2かけ(16グラム)
・固形ブイヨン・・・2コ
・塩、こしょう・・・適量
・ブーケガルニ(ローリエ1枚、タイム1本、パセリの茎3本、コショウ8粒をまとめたもの)
・ガストリック・・・50グラム
・オリーブオイル・・・大さじ1

作り方

  1. たまねぎ、にんじん、にんにく、マッシュルームはすべてみじん切りにする。
  2. トマトは湯むきして2センチ角ぐらいに切る。
  3. 鍋にたまねぎ、にんじん、トマト、水を入れ、火にかける。沸いたら、固形ブイヨン、ブーケガルニを入れ10分ほど煮込む。
  4. フライパンにオリーブオイルを入れて火にかけ、にんにくを炒める。
    香り出しし、にんにくに少し色がついてきたらマッシュルームを加えて炒める。
    さらに、牛ひき肉を加え、塩、こしょうをしっかりし、カリカリになるまでよく炒める。
  5. (4)を(3)の鍋に入れ煮込む。
  6. (5)の鍋にガストリックを入れ、味を調える。

※ガストリックはお好みの味になるまで、小さじ1くらいの少量ずつ加えてください。加えたあと、10分ほどおいておくと、味がよくなじんで、コク深い味わいになります。

ガストリック田楽の作り方

材料・作りやすい分量

・ゆずペースト・・・100グラム
・白みそ・・・300グラム
・酒・・・330ミリリットル
・卵黄・・・1コ分
・みりん・・・20ミリリットル
・ごま油(白)・・・またはサラダ油 30ミリリットル
・ガストリック・・・30グラム
・木綿豆腐・・・お好み

作り方

  1. 白みそと酒を鍋に入れ、重さが300グラムくらいになるまで弱火でアルコールと水分を飛ばす。
  2. (1)とガストリック以外の残りの材料を鍋に入れ、火にかけながら混ぜ合わせる。
  3. ガストリックを少しずつ加えて、混ぜて仕上げる。
  4. 木綿豆腐にできあがったゆずみそをトッピング

油のコクアップパワーについて

油そのものにはほとんど味はありませんが、食材と合わさると、甘味、塩味、うまみを
強く、長く感じさせる働きがあります。そのため、厚みと広がりのある味わいに感じられ、コクにつながります。

情報提供:J-オイルミルズ

番組で紹介した、少量の油でコクをアップさせる料理を教えている料理教室

「食あとりえ ひめ亭」
住所:〒150-0034
東京都渋谷区代官山10-5 マグノリアハウス201
電話:03-6416-1066

炒め蒸し野菜の作り方

・白菜・・・500グラム(1玉の6分の1から4分の1くらい)
・ブロッコリー・・・1コ
・ぶなしめじ・・・1パック
・ミニトマト・・・1パック
・しょうが・・・2かけ(20グラム)
・米油またはサラダ油・・・小さじ1
・酒・・・大さじ1
・塩、こしょう・・・適量

作り方

  1. 野菜を切り分ける。芯や茎などの固い部分と、葉などの柔らかい部分に分けておく。
  2. しょうがは皮つきのまま千切りにする。
  3. フライパンに油としょうがを入れて炒め、白菜とブロッコリーの茎を加えてサッと炒める。
  4. 軽く火が通ったところで、残りの野菜を入れて、油がよくなじむように炒め合わせる。
  5. 塩を軽くまぶしたあと、酒を回しかける。その後、ふたをして弱火で10分蒸し焼きにする。
  6. 塩とこしょうで味を調えて、器に盛る。

※蒸し焼きにする前の塩は、野菜から水分が出やすくするためのものです。

セロリの葉の使い方

セロリの葉に多く含まれるフタライドという香り成分には、食品の甘味や塩味、うま味をより強く感じさせる働きがあります。この成分は、加熱しても失われません。また、においとして感じられないレベルのごく微量でも効果があります。

スープ(250ミリリットル)なら葉っぱを2グラム(1枚)、鍋(4人分)なら葉っぱ20グラム(約10枚分)ほどを具材と一緒に入れます。このとき、よく加熱すると、セロリ特有の青臭さが消えるため、セロリが苦手な人でもコクアップ効果を楽しめます。

セロリ葉水の作り方

熱湯500ミリリットルに対してセロリの葉を20グラム(約10枚分)入れ、ふたをして10分蒸らす。(このとき、火から外しておく)スープなどに、だしと一緒に加えると、コクをアップさせる効果があります。

セロリ葉ゼリーの作り方

セロリ葉水500ミリリットルに対して、5グラム程度のゼラチンを加えて冷やし固めます。1週間程度は冷蔵庫で保存できます。魚のホイル焼きなどを作るときに、魚に塗っておくと、臭みが消え、コクをアップさせる効果が期待できます。

セロリ葉ペーストの作り方

<材料・作りやすい分量>
・セロリの葉・・・50グラム
・オリーブオイル・・・50ミリリットル
・にんにく・・・1かけ
・塩、こしょう・・・少々

<作り方>
材料をミキサーにかけるだけです。これより少ない分量だと、ミキサーの歯がよく回らない場合がありますので、なるべく多めの分量で作るのがポイントです。

番組冒頭怪味ソース

2013年には「塩こうじ」、2014年は「塩レモン」という調味料が流行しました。そして、2015年に流行するといわれている「怪味(かいみ)ソース」。
中国語で「複雑な味」という意味で、四川料理では古くから使われている調味料です。番組では、そんな「怪味ソース」の作り方やアレンジレシピの作り方を紹介します。

怪味ソース

<材料>
・トウバンジャン・・・小さじ1弱
・しょうが、にんにく・・・各小さじ1
・サラダ油・・・大さじ3
・砂糖・・・大さじ1と2分の1
・ごま油・・・小さじ2
・しょうゆ、黒酢・・・各小さじ2
・ねりごま・・・大さじ3
・ラー油・・・小さじ1
・ホワジャオ・・・少々

<作り方>

  1. サラダ油で、トウバンジャン、しょうが、にんにくを香りが出るまで炒めます。
  2. (1)とほかの材料を混ぜ合わせます。

ピーナッツバター入り怪味ソース

<作り方>

  1. さきほどの怪味ソースに、ピーナッツバター大さじ2を加えて混ぜ合わせます。

視聴者のみなさまへ
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。


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