<スゴ技Q ギョーザ ワンランクアップ術>
専門家ゲスト:山田昌治さん(工学院大学 工学部応用化学科 教授)、杉山久仁子さん(横浜国立大学 教育人間科学部 教授)
ゲスト:山口もえさん(タレント)、内藤剛志さん(俳優)
リポーター:宮下純一さん(タレント・元水泳選手)
<【ミニ企画】オシャレな人は始めてる ファランジリング>
リポーター:中村慶子アナウンサー
最近は、ワインにあわせたり、女子会の料理としても定番になってきたりと、女性に人気が高まってきているギョーザ。ひき肉に白菜やニラなど、お手ごろな価格の具材で出来る、家庭の定番料理でもあります。
しかし、「あさイチ」アンケートでは、1、「具がパサパサになる」2、「パリッと焼けない」3、「皮のモチモチ感が足りない」という“三大お悩み”があることがわかりました。
そこで、ギョーザ作りの3人の達人にお悩み解消のワザを聞いたところ、なんと!あん作り、包み方、そして焼き方それぞれで、共通する「黄金の法則」があったのです。
その共通のワザを使えば、あんはジューシーに、皮はモチモチでありながらカリッと焼き上げることができるのです。
今回のスゴ技は、家庭で作るギョーザをワンランクアップさせる、達人の技をご紹介しました。
ジューシーなあんを作るために、3人の達人に共通していた黄金の法則は、まず、肉に塩を入れてしっかりと混ぜることでした。
食肉の専門家の宮口右二さんによると、あんのジューシーさを保つには、肉の保水力を高めるのがポイントです。肉に塩を入れて、よく練ると、たんぱく質のひとつ、アクトミオシンが溶け出し、互いにくっついて網目構造を作ります。そして、この網目構造の中に、肉や野菜から出る水分が閉じ込められ、ジューシーさが保たれるのだそうです。
<あんを作るポイント>
<取材協力>
八木功さん(ギョーザ店 店主)
馬道仁さん(ギョーザ店 店主)
栖原一之さん(中国料理店 店主)
宮口右二さん(農学博士 茨城大学 農学部 准教授)
包み方にも、“3達人”共通の黄金の法則がありました。最大のポイントは、空気を抜くように包むことです。そのために、達人たちは、あんを押しつけるように皮へ載せていました。そして、皮の端を閉じるときは、あんを少し巻き込むようにして、あんと皮を密着させ、空気を入れないように閉じていました。
あんを押しつけて皮に載せて包んだものと、あんを押しつけないで包んだものをCTスキャンで撮影したところ、押し付けて包んだギョーザは空気がほとんど入っておらず、ぎっしりとあんが詰まっていました。それに対して、押しつけなかったギョーザには空気がたくさん含まれていました。
この空気が焼いている間に膨張して、せっかく閉じこめた肉汁を押し出してしまい、うまみも逃してしまう原因になると考えられます。
<皮作りのポイント>
<取材協力>
八木功さん(ギョーザ店 店主)
馬道仁さん(ギョーザ店 店主)
安里正さん(ギョーザ包み35年)
栖原一之さん(中国料理店 店主)
宮口右二さん(農学博士 茨城大学 農学部 准教授)
ギョーザのCT撮影(地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター)
憧れの、底はカリッとしていて、それ以外はモチモチした焼き上がり。そんな状態を作る焼き方の「黄金の法則」は、ギョーザを並べて火をつけたら、すぐに熱湯を加え、ゆでるように蒸すことです。焼き目は、最後につけます。
熱湯を入れると、高温の水蒸気で調理でき、上面がモチモチした食感になります。また、ギョーザが水分につかる時間が短くなるので、ベチャッとした食感になるのを防ぐこともできます。さらに、先に熱湯を加えると、皮から、キツネ色になる成分のたんぱく質と糖質が溶け出すので、キレイな焼き色が付きやすくなります。
<栖原さんオススメ!カリッ&モチモチに仕上げる焼き方(フッ素樹脂加工のフライパンを使用)>
<取材協力>
栖原一之さん(中国料理店 店主)
山田昌治さん(工学院大学 工学部 応用化学科 食品化学工学研究室 教授)
誰もが一度は憧れる、羽根つきギョーザ。“妖精の羽”ギョーザの八木功さんに作り方を習いました。八木さんのギョーザは“魔法の水”という小麦粉を熱湯で溶いたものを使って、羽根を作っています。八木さんによると、熱湯で溶くと小麦粉がよく溶けてのり状になり、薄く羽根をつけることが出来るのだそうです。そして、“魔法の水”は、室温程度に冷ましてから使います。
室温程度に冷ますことで、サラサラした状態になるので、薄く伸びてギョーザの下にも入り込み、ギョーザと一体化します。
また、羽根があると、羽根とギョーザの底面がほぼ同じ状態に焼き上がるので、羽根の焼け具合を見て、ギョーザの焼き具合がチェックできるというメリットもあります。
<魔法の水の作り方>
<“妖精の羽”ギョーザの焼き方>
<取材協力>
八木功さん ギョーザ店 店主
山田昌治さん(工学院大学 工学部 応用化学科 食品化学工学研究室 教授)
■家庭で作る場合
<あんの具材>
・白菜・・・400グラム (みじん切り)
・豚バラひき肉(粗びき)・・・400グラム
・長ねぎ・・・適量(みじん切り)
<調味料>
・塩・・・適量
・鶏ガラのかりゅうダシのもと(ぬるま湯で溶いたもの)・・・適量
・しょうゆ・・・大さじ1と2分の1
・ごま油・・・適量
・魔法の水(小麦粉を熱湯で溶いたもの)・・・沸騰した湯20:小麦粉1(重量比)
※小麦粉を少量の湯で溶き、よくかき混ぜる。その後も、よくかき混ぜながら、残りの湯を少しずつ足していく。
<あん作り>
<包む>
<焼く>
※分量はお伝えできません。
<あんの具材>
・豚バラひき肉(粗びき)
・白菜
・ニラ
<調味料>
・塩
・白こしょう
・黒こしょう
・ごま油
・しょうが(すりおろし)
・うまみ調味料
<あん作り>
<包み方>
※市販の皮の場合、皮に水をつけてから包んでください
<焼き方>
<あんの具材>
・豚バラひき肉(粗びき)・・・200グラム
・キャベツ・・・200グラム(生の状態)
・長ネギ(みじん切り)・・・17グラム
<A>
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・塩・・・1グラム
・しょうゆ・・・10グラム
・日本酒・・・10グラム
・ごま油・・・20グラム
・オイスターソース・・・6グラム
・こしょう・・・少々
・砂糖・・・8グラム
・しょうが(すりおろし)・・・6グラム
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<B>
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・粉ゼラチン・・・8グラム
・水・・・75グラム
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<あん作り>
<包み方>
<焼き方>
今、ファランジリングという、指の第一関節と第二関節の間につけて楽しむ新しいリングが人気です。もともと海外セレブの間で流行し、日本の10代や20代の若者たちの間でもブームとなりました。最近では大人向けファッション誌でも数多く紹介され、旬な指先になれるリングとして注目されています。
今回番組では、大人の女性が取り入れやすいデザインについて、ご紹介しました。
「e.m.(イーエム) 表参道店」
ホームページ:http://www.em-grp.com/index.html
「スタージュエリー 表参道店」
ホームページ:http://www.star-jewelry.com/
<スタジオで紹介したファランジリング>
上述した「スタージュエリー」、「e.m.(イーエム)」の商品です。
詳細は各店舗にお問い合わせください。