斉藤辰夫さんに煮干しの活用方法を教えていただきます。だしの取り方や、取ったあとの使い方など、煮干しの基本を交えながら「豆腐けんちん汁」、「煮干しのきんぴら」をつくります。
煮干しの風味とコクを生かした料理です。
けんちんみそ汁
材料・2人分
・木綿豆腐・・・1丁(180グラム)
・こんにゃく・・・2分の1枚(120グラム)
・大根・・・3センチ(120グラム)
・にんじん・・・60グラム
・油揚げ(小)・・・1枚
・わけぎ・・・1本
・サラダ油・・・小さじ2
・みそ・・・40グラム
<煮干しだし・作りやすい分量>
・煮干し・・・40グラム
・昆布・・・10センチ角
・水・・・カップ4
作り方
- 煮干しだしを作る。煮干しは頭と内臓を取り、フライパンに入れて弱火で1~2分間いる。
- 鍋に水、昆布、煮干しを入れて火にかけ、沸いたらアクを取り、2~3分間弱火で煮る。
- (2)を紙タオルなどでこす。(冷蔵庫で2~3日間保存可能)
- 耐熱皿に紙タオルをしき、一口大にちぎった豆腐をのせ、電子レンジ(600ワット)に1分20秒間かける。ざるにあけて水けを取る。
- こんにゃくはスプーンで小さくちぎる。大根、にんじんはいちょう切りにする。
- 油揚げは半分に切ってから5ミリ幅に切る。わけぎは小口切りにする。
- 鍋にサラダ油を入れて弱めの中火にかけ、大根、にんじんを入れて30秒間炒める。こんにゃく、油揚げを入れてさらに30秒間炒め、豆腐を加えて軽く炒める。
- (7)に煮干しだし(400ミリリットル)を入れ、沸いたらアクを取り、弱火にして具材に火を通す。
- (8)にみそを溶き入れる。器に盛りつけ、わけぎをちらす。
煮干しのきんぴら
材料・作りやすい分量
・煮干しだしで使った煮干し、昆布
※「けんちんみそ汁」参照
・ごぼう・・・2分の1本(70グラム)
・ごま油、白ごま・・・各小さじ2
<A>
・酒、砂糖・・・各大さじ1
・しょうゆ・・・大さじ2
作り方
- 「けんちんみそ汁」のだしに使ったあとの昆布、煮干しを細切りにする。
- ごぼうは粗めのささがきにし、水にさらして、水けをきる。
- フライパンにごま油をひいて弱めの中火にかけ、煮干し、昆布、ごぼうを入れて軽く炒める。
- (3)にAを入れて汁けがなくなるまで炒め、仕上げに白ごまを加えて混ぜる。