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英王子と首相が福島訪問 風評被害解消アピール 被災児童とも交流

英王子と首相が福島訪問 浴衣姿の王子と首相
旅館での歓迎夕食会のため、浴衣に着替えた英国のウィリアム王子と安倍首相
Photo By 代表撮影

 来日中の英国のウィリアム王子(32)は28日午後、東日本大震災で被災した福島県を訪れ、安倍晋三首相(60)とともに同県本宮市の子ども向け運動施設で児童らと交流した。この後、首相は郡山市の旅館で王子の歓迎夕食会を開催した。福島県産の食材を使った和食をそろって味わい、東京電力福島第1原発事故による風評被害の解消をアピールした。

 王子は午後3時40分ごろ、本宮市の運動施設前で安倍首相や関係者約20人の出迎えを受け、笑顔を見せた。施設内ではボールのジャグリングを披露。トランポリンの前で子どもたちに「何分くらい跳んでいるの」と声を掛ける場面もあった。

 復興への祈りを込めた首相との記念植樹では、子どもたちとスコップで作業した。施設は原発事故後の子どもの運動不足解消を目的に2012年7月にオープンした。

 夕食会で首相と王子は共に浴衣姿となり、リラックスした様子。首相は「福島の食材を味わっていただくことは福島が苦しんでいる風評被害を払拭する上で大きな力になる」と強調。王子は「伝統的な日本食の夕食会は訪日の一つのハイライトだ」と述べた。タラの天ぷらや福島牛のしゃぶしゃぶ、地元産の野菜などを味わった。

 王子はこれに先立ち、28日午前、東京都渋谷区のNHKを訪問し、大河ドラマ「花燃ゆ」の撮影スタジオを見学した。

 首相は施設訪問の前に郡山市の復興公営住宅で住民らと意見交換した。3月1日は王子と別行動をとり、全線開通する常磐自動車道の式典に出席。双葉町役場の屋上から除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設予定地を視察する。

[ 2015年2月28日 21:34 ]

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