トップニュース 2012年10月号 | ||||||||
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●『博物館を通してみた中国と日本の平和と文化』 |
市川市国府台の和洋女子大学で13日(土)、日中の平和と文化を語るミュージアム国際フォーラムが開催される。戦争やその時代によって創り出された社会の問題を見つめ直し、その過ちと平和な暮らしの大切さについて考えることを意図した企画だ。 先月21日から開かれている同大文化資料館企画展「おとうさんの絵本『大連のうた』─平和を感じる絵本展─」にちなんだフォーラムで、展示の絵本の作者である商業デザイナーの故川崎忠昭氏の妻で同大学名誉教授の川崎キヌ子氏による絵本の解説講演と大連現代博物館長、劉廣堂氏の講演「博物館の視点からみた中日文化交流」が行われる。 戦時中日本人によって建設され、現在も残っている旅順博物館の館長を務めたことのある劉氏による講演は当時博物館はどんな役割を果たしていたのか、現地の中国人はどうとらえていたのかを、生の声で聞けるので興味深いのでは。 主催の同大、駒見和夫教授は「絵本『大連のうた』は大連で生まれ育った作者が故郷を子供たちに伝えたいと描いた絵に夫人である川崎キヌ子名誉教授が文章をつけたもの。子どもの頃の体験を素直な感情で描いている。そんな時代背景を知り、皆で博物館を通して考えることで平和に貢献できると思っている」と話す。 現在、日中関係はかなり緊迫した状況だが「こういう時だからこそ平和と文化を考える、こうした民間交流に意味がある。多くの人の参加を期待している」と駒見教授。 ▼日時=10月13日(土)13時30分〜17時。場所=和洋女子大東館16階会議室1。先着100名、参加費無料。申し込みはEメール |
人とまちを元気にする |
吉本興業の企画「あなたのまちに“住みます”プロジェクト」は47都道府県にお笑い芸人を住まわせ、お笑いを通し地域の活性化を目指すというもの。 昨年から千葉県を担当する、うっほ菅原さん(写真右側)と米田裕勝さんのコンビ「ゴールデンボーイズ」は、今年5月より栄町に住み込んでいる。うっほ菅原さんは同町役場の元気づくり特命課課長に、米田さんは課長補佐の役職についた。役場には二人の机もある。 千葉県各地のイベントのMCの他、特産物の黒大豆「どらまめ」の農作業を手伝ったり、地元の企画で町民と密にかかわりながら、栄町の良さを発信している。 町と人の印象を「自然が豊かで素晴らしい。子どもたちはやんちゃで人なつこく、元気いっぱい。高齢者の皆さんもとにかく元気」とうっほさん。「たくさんの人に声をかけてもらい、住んでくれてありがとうと言ってもらう。ホントにうれしい」と米田さん。 8月には、二人の発案企画「夏休みお笑いライブ」を開催。参加した小学生100人がコンビを組み、事前にゴールデンボーイズが用意した約1分間のネタを練習し、発表した。 「大勢の前に立つことも、お笑いのネタをやることも皆初めてで、恥ずかしがっていた。積極的に前に出ることは難しかったようだが、たくさん笑って楽しい時間をつくれた。貴重な体験になったのでは」とうっほさん。 今後への意気込みを「2万4000人の町民全員に会って笑わせたいと公約に掲げた。それぐらいの思いで頑張りたい」とうっほさん。米田さんは「芸人としてブレイクしたい!!」と切なる思いを語ってくれた。栄町民も自分たちの住む町の良さをゴールデンボーイズのお陰で再認識でき、うれしいに違いない。 ▼13日(土)8時30分〜15時、栄町産業まつり。安食台第一近隣公園(ふれあいプラザさかえ隣)。 【よしもとネタネットワーク】YNN47千葉ch/千葉/情報配信中 |