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自民・船田氏 9条改正など最初の発議では困難
2月26日 12時14分

自民・船田氏 9条改正など最初の発議では困難
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26日開かれた自民党の憲法改正推進本部などの合同会議で、党がまとめた憲法改正草案のうち、憲法9条の改正などを「特に重要な項目」とすることを確認したうえで、船田本部長は、改正には幅広い勢力の賛成が必要だとして、9条を最初の発議のテーマに含めることは難しいという認識を示しました。

自民党は、去年の衆議院選挙で中断していた憲法改正推進本部などの合同会議を3か月ぶりに再開しました。
会合では、自民党が3年前にまとめた憲法改正草案に関連し、「国防軍」の保持などを憲法9条に明記することや、憲法改正を発議するためには衆参両院ですべての議員の「3分の2以上の賛成」が必要だなどと定めた憲法96条を改正することなどを「特に重要な項目」とすることを確認しました。その一方で、船田本部長は「自民党はこの憲法改正草案をもとに提案していくが、発議に衆参両院の3分の2の賛成が必要なことを考えると、党の草案をすべて通すのは難しい」と指摘しました。
そのうえで、船田氏は「9条などの改正は、急務ではあるが、相当な用意をしなければ安易に提案することはできず、2回目以降にしっかりと準備をしたうえで提案することが順当だ」と述べ、最初の発議のテーマに含めることは難しいという認識を示しました。
憲法改正を巡って、自民党は、ことしの運動方針案で、衆参両院の憲法審査会や各党と連携して、憲法改正原案の作成を目指すとしていて、来年夏の参議院選挙のあとに、最初の発議を行うことを目指す考えです。

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