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最終更新:2015年2月28日(土) 10時14分

「バンクシー」ガザに出現、がれきに作品残す

 正体不明、かつ世界で最も有名なグラフィティ・アーティスト、「バンクシー」が、去年夏のイスラエルによる攻撃の爪痕が残るパレスチナ暫定自治区・ガザに出現。がれきに作品を残していきました。

 イスラエルの監視塔をモチーフにした作品や鉄くずを毛糸玉に見立てて猫を組み合わせた作品。これらはイギリスの覆面ストリートアーティスト、バンクシーがウェブサイトに今週アップしたもので場所はパレスチナ暫定自治区ガザです。このガザ行きを撮影したビデオも公開されました。

 「この猫は遊ぶおもちゃを手に入れたんだね。でも、俺たちの子どもたちはどうだろうね?」(男性)

 ガザは去年夏のイスラエルによる攻撃で多くの地区が破壊され、いまだ再建には程遠い状況です。これまでにもパレスチナのベツレヘムなどにゲリラ的に作品を残してきたバンクシー。今回の動画の最後を壁に描かれたメッセージの形で「強者と弱者との紛争に知らないふりを決め込むなら、それは強者に味方することだ。中立ではない」と締めくくっています。(28日01:17)

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