2015年2月27日19時46分
戦後70年にあわせて安倍晋三首相が出す「安倍談話」を検討する「21世紀構想懇談会」が25日に開いた初会合の議事要旨が公表された。初会合では歴史に向き合う姿勢や未来志向の重要性について意見が相次いで出されたことがわかった。懇談会は非公開で、議事要旨も出席者16人の発言者名を伏せる形で公表されている。
議事要旨によると、「可能な限り史実に忠実になり、公平かつ誠実な態度で歴史に向き合う必要がある」との意見が出たほか、「1945年以前の歴史も重要だが、それ以後の歴史も大事」「今後の世界の中で果たすべき役割を考えることは時宜を得ている」などの談話への期待を示す発言が相次いだ。村山談話、小泉談話はアジア諸国との関係に重点を置くが、「世界の中の日本という視点が重要だ」など、世界的視点を踏まえるべきだという意見も目立った。
PR比べてお得!