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 九州電力は27日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の再稼働に向けた認可手続きに必要な修正書類を、原子力規制委員会に提出した。今後、一部の設備を共用する2号機の認可も得なければならず、その後の設備検査などにかかる時間も考えると、再稼働は夏以降となりそうだ。

 九電が提出したのは、安全対策の詳しい設計を記した「工事計画」に関する申請書。昨年10月にいったん提出したが、規制委から様々な指摘を受けた。修正の結果、分量は5千ページから3万ページになった。

 九電は1号機を先に再稼働させたい考えだが、1、2号機で共用する設備もあり、1号機だけ再稼働するにも2号機の工事計画の認可が必要。その修正書類は3月末までに出す方針という。提出してから認可までには、それぞれ数週間かかる見通し。