TOEICは、英語力を計る尺度となる試験です。日本と韓国で圧倒的な知名度と人気を保持しており、日本の受験者数はおよそ230万人程います。(2013年度)TOEICのスコアで860点以上がAクラスの扱いとなり、全受験者数のたった3%ほどしか存在していません。
TOEICが流行っている背景には、大学受験の単位免除の優遇があったり、就職活動時にライバルに差をつけることができスコアが高ければ高いほど、目標達成力と英語力の両面から評価をもらえ好印象を持ってもらうことも可能と考えられるからです。ビジネスでは昇格試験時に必要となったりします。今の日本社会にある様々な資格の中でも特にTOEICは抜群の人気を誇っています。
ただ英語をこれから本格的に勉強しようとする人にとっては「TOEICで高スコアをゲットするなんて私には無理…」と最初に高を括り、尻込みするかもしれません。
1つ言えることがあります。TOEICは、シンプルで簡単なテストです。
大学受験等難関校を目指す為の受験英語とも少し違います。
ハイクラスな学校に入るには、受験者を惑わす罠が仕掛けられており、頭を使い、基本から応用をできるレベルにないとなかなかつらいところがあると思います。
しかしことTOEICに関しては、受験者を惑わす罠は当然あります。ただ罠もパターンが決まってあり、気持ち少しだけひねった程度で慣れれば簡単に見破ることができてしまいます。
そう特別な賢い頭は一切不要で、ひたすら貪欲に英語学習に取り組んだものが勝ちとなります。
ネィティブスピーカー(大学レベル)がTOEICを受けたら平均930~970点ほどあります。つまりは努力次第でなんとでもなることをお伝えしておきたいです。
TOEICおよび英語の学習にはやはりある程度の時間がかかります。時間をかけて”英語に慣れる”ということが圧倒的に大事なポイントにはなっています。
ただ闇雲に学習を進めては、学んでいく段階ごとに壁が立ちはだかります。1人の学習では暗中模索に陥り効率的にはなかなか進めれません。
合理的かつ効果的に英語学習するにあたっては、実は近道ができる効果的な戦略がいくつか存在します。
テスト形式は、リスニング100問(45分)、リーディング100問(75分)、計200問(2時間)で構成され、マークシート方式による一斉客観テストになります。結果は合否ではなく、リスニング・リーディング各5点~495点、トータル10点~990点の5点刻みのスコア評価です。
Listening Section リスニングセクション(45分・100問) | ||
---|---|---|
●Part1 | 写真描写問題 | 10問 |
●Part2 | 応答問題 | 30問 |
●Part3 | 会話問題 | 30問 |
●Part4 | 説明文問題 | 30問 |
Reading Section リーディングセクション(75分・100問) | ||
---|---|---|
●Part5 | 短文穴埋め問題 | 40問 |
●Part6 | 長文穴埋め問題 | 12問 |
●Part7 |
1つの文書:28問 2つの文書:20問 |
48問 |
※TOEICの解説
TOEICとは、英語でのコミュニケーション力を判定するための世界共通のテストのことをいいます。TOEICは、財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営、TOEICの試験概要、受験案内などの情報を提供しています。英語力を求める多くの企業では、採用選考の際の英語力の目安としてTOEICのスコアを用いています。またTest of English for International Communicationの略で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです。 TOEIC®テストはアメリカの非営利テスト開発機関、Educational Testing Service(ETS)によって開発・制作されています。また日本におけるTOEIC®テストの実施・運営は(財)国際ビジネスコミュニケーション協会TOEIC®運営委員会によって行われています。TOEIC®に関する詳細は、TOEIC®公式ホームページを確認ください。http://www.toeic.or.jp/
外資系企業をはじめとして、英語力を求める多くの企業では、
採用選考の際の英語力の目安としてTOEICのスコアを用いています。
TOEIC®テストは、世界約150カ国で年間約700万人、日本では年間230.4万人(2012年度)が受験しています。日本では、企業・官公庁・学校など多くの団体で採用され、新入社員の英語力測定、海外出張や駐在の基準、昇進・昇格の要件や大学の推薦入試基準、クラス分けテスト、単位認定、大学院入試審査などさまざまな用途・目的で活用されています。
前回少し『なぜ英語を勉強しなくてはいけないのか』といったテーマについてまとめました。
自身の英語レベルを第三者に手っ取り早く認めさせる指標の一つに、TOEICやTOEFLといった試験があるだけで、単にそれでいい点をとって終わりというよりも、その後いかにしてキャリアに結び付けていくかを自身の在職されている職場の環境を鑑みて、考えてみることが重要です。
要するに、TOEICとは英語の知識がどれだけあるか、ということを企業や大学が客観的に把握するための数値でしかないため、必ずしもTOEICで高い点数を取った人が、英語を話せるとは限りません。
会社が一々『よしお前、ここで英語をしゃべってみろ』と社員に向かって面接するわけにもいきませんので、必然的に『数値』という形式をとっているだけです。ただ、そのたかが数値されど数値が、人事部の目からみたら英語ができるできないを評価する重要な基準となり、ひいては自身の将来に結びついてくることになります。
TOEICとは『Test of English for International Communication(国際コミュニケーション英語能力テスト)』の略です。
TOEICには種類がいくつかあるのですが(種類に関しては後述します)、年間の受験者数は日本人でおおよそ250万人程度とされており、世界での受験者が6~700万人程度であるから、日本、韓国、中国など東洋の受験者が大半を占めており、TOEFLなどに比べると世界における認知度は少ない形です。
実際私も、海外に行ってみて、主にヨーロッパ人の反応は『TOEIC?何それ?』といった形でした。要するに、日本の企業や大学、大学院などの指標に用いられるもの以上の何ものでもありません。
ただ、やはり基本的な文法や読解知識がある、というのとないのでは、海外に行った後に大きな影響がでてきますので、やはり最低でも企業においては海外赴任に際して700~800点以上が望まれているのが現状です。
大別すると、以下の3種類があります。
以下、TOEIC公式ホームページを参考に、おおまかな概要についてまとめていきます。また、料金は全て税込み価格です。
一番オーソドックスに受けられているテストです。TOEICの中の受験者の8~9割がこの単なる『TOEIC』を受けています。大学や就職活動などで求められることが多いのもこの普通の『TOEIC』です。
TOEIC Bridge
内容:リスニング25分、リーディング35分
点数:20~180点、2点刻み
料金:4320円
公式ホームページによると、初心者向けのTOEICです。これが企業や大学の点数の評価につながると言った話はほとんどききません。ただ、英語初心者がTOEICとはどのようなものか、といったことを知るために受けるにはよいでしょう。
上級者向けのTOEICです。SWとはSpeaking, Writingの略で、一部の企業や大学院などはこうした英語をアウトプットできる能力をベースに、海外赴任の可否判断をくだすことがあります。
この中で、基本的に企業や大学の評価の基準となるのは『TOEIC』の一番スタンダードなものです。今後、このブログでは断りが無い限りBridgeやSWではない、普通の『TOEIC』について言及していくこととします。
また、テスト形式についても以下の2パターン存在します。
以下、同じく詳細の説明をおこないます。
これは個人的に申込み、受験するTOEICのことで、指定された日をもって受験することになります(受験日については後述します)。
大学の入試などと同様、今までの過去問をつかったような問題は登場せず、受験者はその年ごとにまったく新しい試験をうけることとなります(当然と言えば当然ですが)。この試験を受験した場合、公式認定書が発行され、これをもって入試や入社試験などに活用することが可能です。
これは「公開テスト」とは少し異なっており、いわゆる過去問を使って、大学や企業が団体で受けるTOEICテストのことです。
上述の「公開テスト」とは異なって、公式認定書が発行されることはありませんが、点数の価値はほぼ同義とみなされ、人事部の評価等には使われることになります。
TOEICの基本情報としてはこれくらいです。次回は、TOEICのスコアに応じた英語レベルについてふれていきます。