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 体脂肪率などもはかることができる体重計をめぐり、オムロンヘルスケア(京都府)が「似たデザインで意匠権を侵害された」として、タニタ(東京都)を相手に製品の製造と販売の差し止めなどを求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。沖中康人裁判長は意匠権の侵害を認め、タニタに約1億2900万円の支払いを命じた。

 オムロンが問題にしたのは、タニタが2012年10月に発売した機種。オムロンが11年9月に発売し、デザインの意匠登録が認められた機種と「デザインがほぼ同じ」と主張していた。

 タニタの機種はすでに販売を終了している。タニタは「弊社の主張が受け入れられず残念。判決内容を確認し、控訴も視野に検討している」とコメントした。