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韓国で姦通罪が廃止 憲法裁が違憲判断
韓国で、配偶者がいながら夫や妻以外と性的関係を持つことを罰する「姦通(かんつう)罪」が26日、廃止された。
韓国の憲法裁判所は26日、「姦通罪」について「性の自己決定権を重視する認識が広がっていて、刑罰を負わすことが適正とは言えない」「姦通は非道徳的だとしても個人の私生活であり、国家権力が介入すべきでない」として憲法違反との判断を下した。これにより「姦通罪」は即時、廃止された。
韓国の「姦通罪」は1953年に制定され、有罪となると2年以下の懲役が科される。この30年間で5万人以上が処罰されたが、時代にそぐわないとして廃止を求める声が強まっていた。
憲法裁判所では過去4回、姦通罪を合憲としていたが、最後の合憲判決が出された2008年以降に起訴された約5000人については、起訴が取り消されたり再審請求によって無罪となる。
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