韓国憲法裁判所、「姦通罪」を違憲と判断 62年ぶりに廃止
02/26 22:30
韓国の憲法裁判所は26日、刑法の「姦通罪」を違憲と判断し、「姦通罪」は、62年ぶりに廃止された。
「姦通罪」は、配偶者がいる人が、配偶者以外と性的関係を結んだ場合、2年以下の懲役とするもので、罰金刑がなく、相手方も同様に処罰される。
1953年に刑法で定められて以来、その合憲性が争われていて、これまで4度、「合憲」と判断されてきた。
こうした中、韓国の憲法裁判所で26日、9人の裁判官のうち7人が、「姦通罪」は違憲と判断した。
違憲判断の理由として、「この法律は、国民の性的な決定権やプライバシーの秘密と自由を制限する」、「非道徳的な行為といっても、婚姻と家庭の維持は、当事者の自由な意思と愛情に任せるべきだ」などとしている。
この結果、「姦通罪」は、即日廃止された。
最後の「合憲」判断が出た2008年以降に有罪が確定した人は、「救済」対象となり、韓国メディアは、およそ5,000人が、再審や刑事補償の請求が可能になると伝えている。
「姦通罪」は、配偶者がいる人が、配偶者以外と性的関係を結んだ場合、2年以下の懲役とするもので、罰金刑がなく、相手方も同様に処罰される。
1953年に刑法で定められて以来、その合憲性が争われていて、これまで4度、「合憲」と判断されてきた。
こうした中、韓国の憲法裁判所で26日、9人の裁判官のうち7人が、「姦通罪」は違憲と判断した。
違憲判断の理由として、「この法律は、国民の性的な決定権やプライバシーの秘密と自由を制限する」、「非道徳的な行為といっても、婚姻と家庭の維持は、当事者の自由な意思と愛情に任せるべきだ」などとしている。
この結果、「姦通罪」は、即日廃止された。
最後の「合憲」判断が出た2008年以降に有罪が確定した人は、「救済」対象となり、韓国メディアは、およそ5,000人が、再審や刑事補償の請求が可能になると伝えている。