今日は、「「問題即解決」101の方法」を読みました。
- 作者: ダレン・ブリッジャー,デヴィッド・ルイス,小宮一慶
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2010/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルからも分かると思いますが、本書では様々な問題に対しての解決法が101個も紹介されています。そして問題と対峙した際、瞬時に適切な答えが出せるようになるには、いちいちその場で考えずに頭の中にある「解決法」の中から選んでそれを当てはめればいい、とも紹介されています。まあ確かにそうした「解決法」を数多く知っておくということは、仕事や人生においての意思決定のスピード上がるというメリットがあると思います。
複雑に考えすぎるな
必要以上に複雑な解決策を好み、簡潔な方法に目を向けない。これもよくある「間違い」です。
これを防ぐために、「オッカムの剃刀」という原則があります。「はっきりしないのなら、最も簡潔な答えがベストである」という考え方です。
これは僕がどれだけ意識しても中々直らない思考の悪癖なんですよね。どうしても必要以上のところやその細部まで考えてしまって、その結果動き出しが遅くなるという僕の悪い癖です。「シンプル・イズ・ベスト」という問題解決の基本を常に意識しておかないと。
問題を解くのに必要な「ひらめきの力」
状況を分析しながら、一歩一歩、確実に答えに近づいていくのが「論理的思考」だとすれば、自由な発想で答えをつくり出してしまうのが「創造的思考」、つまり「ひらめき」です。
これも僕には足りない力。僕はわりかし論理的に筋道立てて物事を考えるのは得意なんですが、どうも柔軟に頭を働かせて新しいアイデアをひらめくといったことが苦手です。僕の身近にたまに奇抜な発想をする人がいるのですが、その度に「どういう思考回路をしたらそんなこと思いつくのだ」と僕はいつも不思議に思っています。
正直本書は悪くはない本だなとは思いましたが、なにせ僕は頭が悪いので101個も紹介されても消化不良を起こしそうになりました。読むのなら長い時間かけてコツコツ読むのがいいタイプの本ですね。
最後に本書で紹介されていた言葉を書いておきます。決断力と行動力に欠けた自分への戒めとして。
「どんな決断であれ、最善の策は正しい選択をすること、次善の策は間違った選択をすること、最悪の策は何もしないことである」
- 作者: ダレン・ブリッジャー,デヴィッド・ルイス,小宮一慶
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2010/06/01
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