みんなが間違えた問題を公開
過去出題の問題の中から特に間違えやすい10問をピックアップ!
筆記試験対策 5カ条
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1、言語分野は、時間配分が得点を左右する!
「2語の関係」「語の意味」「複数の意味」など、単語句の問題は確実な得点源にしたいものです。
長文問題との時間配分を考えて、何分で回答するか、自分なりの目明日をつくっておくとよいでしょう。 -
2、長文読解は設問確認から!
文章全体をはじめから読む、解答に必要と思われる個所だけを拾って読む方法などが考えられますが、
まず」、設問と選択肢の内容をざっと確認してから本文を読むのが原則です。 -
3、非言語分野は習うより慣れろ!
一見すると難しく感じる問題も、中学・高校の初期レベルのものばかりです。
解説書を読んでノートにまとめるよりも、実際に問題を解いて数をこなすことが得点アップへの近道です。 -
4、四足演算を軽視しない!
1間を平均80秒で解かなければならないSPIで1ライク上を狙うには、この四則演算のスピードと正確性が大変重要になります。
演算の練習を行い、早く確実に計算できるようになることが大切です。 -
5、苦手(忘れてしまった)計算は、必ず復習!
SPI検査には、四則演算を含む、下記の計算問題が出題されます。もし、これらをわすれてしまっていたら、復習しておきましょう。
物理の公式は問題文に掲示されていますが、覚えている方が解答スピードが変わってきます。
<必須数学>
四則計算/累乗計算/1次方程式/連立方程式/分数・少数/不等式・不等号/比例分配/2次方程式/最大公約数/最小公倍数
<物理の公式>
定滑車/動滑車/加速度の公式
昨年の先輩がうけた
「SPI+一般常識・時事完全突破塾 全国一斉模試」で
正解率が悪かった10問(正解率が悪い順)
問1 正解率0.05%
節足動物は昆虫類、クモ類、甲殻類などに分類される。次のうち、甲殻類に属する動物を選択肢の中から選びなさい。
1)ダニ 2)サソリ 3)トンボ 4)ミジンコ 5)サザエ
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- 4) ミジンコ
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- 節足動物は、節のある足をもち、体をかたいクチクラ層の外骨格でおおわれている。このうち甲殻類は、エビ,カニ,ヤドカリ,アミ,ミジンコなどの動物で、主に水中にすみ、えらで呼吸する。体は頭・胸・腹の3部あるいは頭胸・腹の2部に分かれる。
1のダニと2のサソリは節足動物のうちクモ類、3のトンボは昆虫類である。また5のサザエは節足動物ではなく、石灰質の殻をもつ軟体動物である。
問2 正解率0.06%
例に示した2語と同じ関係になっている語を選びなさい。
(例)堂々と:こっそりと
逆らう:___
1)順応する 2)専従する 3)帰順する 4)供応する 5)面従する
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- 3) 帰順する
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- (例)の「堂々と」は、「何のかくしだてもない様子」、「こっそりと」は、「人目につかないように隠れて物事をする様子」で、反意語である。「逆らう」は「反抗する・たてつく」という意味なので、反意語は「敵対することをやめて服従する」という意味の「帰順する」が正解である。
1の「順応する」は、環境や境遇の変化になれること。2の「専従する」は、ある一つのことにもっぱら従事すること。4の「供応する」は、飲食を供して他人をもてなすこと。5の「面従する」は、人の面前でだけ服従すること。
問3 正解率0.08%
次の各項目のうち、日本銀行が調査し、発表しているものを選択肢から選びなさい。
1)消費者物価指数 2)有効求人倍率 3)景気動向指数 4)公示地価 5)全国企業短期経済観測調査
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- 5) 全国企業短期経済観測調査
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- 5の「全国企業短期経済観測調査」は、一般に日銀短観といわれる統計調査である。日本銀行が四半期(3カ月に1回)ごとに発表する。日銀が直接、企業に業況感をきくマインド調査であり、サンプル数が多く回収率も高いので、数多くある経済指標の中でも、特に注目され、株価にも影響を与える。
1の消費者物価指数は総務省が毎月発表する統計で、東京都区部と全国の2種類がある。2の有効求人倍率は公共職業安定所(ハローワーク)で扱った有効求人数を有効求職者数で割ったもので、厚生労働省が発表する。3の景気動向指数は、内閣府が発表する。4の公示地価は国土交通省が毎年1回発表する。
問4 正解率0.14%
次の文の意味を表すもっとも適切な語句を選びなさい。
自分の弱さを顧みず、大敵に向かうこと
1)飛んで火にいる夏の虫 2)虎穴に入らずんば虎子を得ず 3)幽霊の正体見たり枯れ尾花
4)蟷螂の斧 5)獅子身中の虫
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- 4) 蟷螂の斧
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- 「蟷螂(とうろう)の斧」は、小さなカマキリが大きな車に向かって斧を振り上げるという「荘子」の故事によるもので、自分の弱さを顧みずに敵にはむかうことのたとえとして用いられるので4が正解となる。
1の「飛んで火にいる夏の虫」は、「自分からすすんで、わざわいの中に身を投ずる人」のたとえ。2の「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は、「危険を冒さなければ、大きな成功を得られない」ことのたとえ。3の「幽霊の正体見たり枯れ尾花」は、「幽霊かと思ったがよく見ると、枯れたススキの穂であったというように、実態を確かめてみると、案外平凡なものである」ことのたとえ。5の「獅子身中の虫」は、「組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者」のたとえである。
問5 正解率0.14%
次の単位と、その表すものの組み合わせとして正しいものを選択肢の中から選びなさい。
1)クーロン−電流の強さ 2)アンペア−電力量 3)キロワット・時−電流の強さ
4)オーム−仕事率 5)ガル−加速度
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- 5) ガル−加速度
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- ガルは、ガリレオ・ガリレイにちなんでつけられた加速度の単位である。重力加速度や地震の振動加速度の計量において用いられている。
1のクーロンは電気量の単位、2のアンペアは電流の単位、3のキロワット・時は仕事量・電力量の単位、4のオームは電気抵抗の単位である。
問6 正解率0.15%
ある商品が複数の会社を経由して納品される物の流れを表す場合、O社が出荷した商品が比率aでP社に入荷されたとき、これを次の図1のように示す。
この場合O社、P社、が取り扱う商品数をそれぞれO、Pとすると、式P=aOが成り立つ。 同様に、O社がQ社に比率aで出荷したとき、R社がQ社に比率bで出荷したときを次の図2のように示す。
この場合、式Q=aO+bRが成り立つ。 また、O社からP社に比率aで出荷したもののうちP社を経由して、さらにQ社に比率bで出荷されたとき、これを次の図3のように示す。
この場合、式Q=bPが成り立ち、またPはaOで計算できるから、
Q=b(aO)=abOとも表す。
また、式は、例えば(a+b)O=aO+bO、
c(a+b)O=acO+bcOのような演算は成り立つとする。
上記の条件で、次の図を表す式として適切なのはどれか。
1)ア 2)イ 3)ウ 4)アとイ 5)アとウ 6)イとウ 7)すべて
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- 7) すべて
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アは、Qに入庫される2ルート(O、P)をaOとcdRで表しており正解。
イは、2ルートのPをcdRで表し、Oに集まるbPとeRをaの比率で出荷しているのを表しており正解。 ウは、2ルート(O、P)をそれぞれcの比率、aの比率で出荷しているのを表しており正解。 したがって、ア、イ、ウのすべてが正解である。
問7 正解率0.15%
各事項とその関係人物の組み合わせとして正しいものを、選択肢の中から選びなさい。
1)カノッサの屈辱−コンスタンティヌス 2)教皇のバビロン捕囚−ウィクリフ 3)ミラノ勅令−グレゴリウス7世 4)ワット=タイラーの乱−フィリップ4世 5)第1回十字軍遠征−ウルバヌス2世
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- 5) 第1回十字軍遠征−ウルバヌス2世
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- 十字軍は、中世に西ヨーロッパのキリスト教、主としてカトリック諸国が、聖地イェルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことで、1096年から約200年間にわたって続いた。東ローマ帝国の皇帝アレクシオス1世コムネノスが、トルコ人のイスラム王朝であるセルジューク朝にアナトリア半島を占領されたので、ローマ教皇ウルバヌス2世(ウルバン2世と表記されることもある)に救援を依頼したことが発端である。選択肢の各事項と関係人物の正しい組み合わせは、1の「カノッサの屈辱」は、グレゴリウス7世、2の「教皇のバビロン捕囚」は、フィリップ4世、3の「ミラノ勅令」は、コンスタンティヌス、4の「ワット=タイラーの乱」は、ウィクリフである。
問8 正解率0.16%
英文として正しいものを、選択肢の中から選びなさい。
1)She bought some furnitures for her new house. 2)The later half of this book is rather interesting.
3)Being a liar, he cannot be relied. 4)We shook hand and parted. 5)The sun shines bright.
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- 5) The sun shines bright.
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- 1の furniture は不可算名詞で、数える場合は two pieces(または articles) of furniture のようにいう。2で late の比較級変化は、 late−later−latest、 late−latter−last の2つの系列がある。 later は「(時間が)より遅い」の意味で、 earlier に対する。 latter は「(順序が)後の」,「後者の」の意味なので、ここでは latter を使う。3は relied は relied on (または upon )が正しい。rely on で「信頼する」。4は hand を hands が正しい。 shake hands で「握手する」。5の bright (明るく)は、 brightly という副詞と同じように用いられる。 fair, fine, loud, slow, smooth なども、 -ly をつけた副詞と同じように用いられることがある。
問9 正解率0.16%
「化学反応の前後において、物質全体の質量は変わらない」という法則を質量保存の法則と言う。この法則を提唱(発見)した人物を選択肢の中から選びなさい。
1)ボイル 2)ラボアジエ 3)プルースト 4)ドルトン 5)アボガドロ
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- 2) ラボアジエ
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- 質量保存の法則は、1774年、フランスの化学者ラボアジエが元素の概念とともに提唱した。
1のボイル(英)は、17世紀、元素はいかなる方法によってもそれ以上単純なものに分けられない物質と定義した。3のプルースト(仏)は、1799年、「化合物中の成分元素の質量比は常に一定である」という定比例の法則を提唱した。4のドルトン(英)は、1804年、「ニつの元素が化合して、2種以上の化合物をつくるとき、一方のの元素の一定質量と化合する他の元素の質量の比は簡単な整数比になる」という倍数比例の法則を提唱した。5のアボガドロ(イタリア)は、1811年、「同温、同圧のもとにおける気体の同体積中には、同数の分子が含まれる」というアボガドロの法則を提唱した。
問10 正解率0.16%
日本の会社法による会社の形態は、株式会社、合名会社、合資会社と、もうひとつは何か、選択肢の中から選びなさい。
1)有限会社 2)合同会社 3)持株会社 4)公益会社 5)協同会社
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- 2) 合同会社
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- 合同会社は、2006年から施行された会社法において、新たに設けられた会社形態である。合同会社は、社員のすべてが会社の債務に対して有限責任を負うとされ、人的会社でありつつ、社員の有限責任が確保されている点が、持分会社である合名会社・合資会社と異なる。なお、この新しい会社法の施行に伴い、それまでの有限会社法は廃止され、新しく有限会社を設立することはできなくなった。