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聞かれたことに答えるだけでは受からない!
事前に知っておくべき「受かる面接」の条件
面接では、特別なことや人と違っていることが重要なわけではありません。「あなたらしさ」を最大限伝えることが重要です。
「受かる面接」になるために事前に知っておくべきポイントを確認しましょう。

面接対策 5カ条

  1. 1、面接で見られる6つのポイントを意識する

    面接で見られている「第一印象」「コミュニケーション能力」「その人の特徴・良さ」「会社で働くイメージが湧くか」
    「熱意・意欲」「論理的思考(処理能力)」の6つのポイントを押さえた対応を意識しましょう。

  2. 2、結論から話す

    物事をわかりやすく伝えるためのもっとも初歩の技術は、「質問に対して、結論から話す」ということです。
    ここを間違えてエピソードから話すと、面接でのコミュニケーションが上手くとれず、相手にも言いたいことが伝わりません。

  3. 3、「印象に残る」ことは「インパクトを与える」ことではない

    面接官の印象に残るのは、「変わったことをした」というインパクトではなく、「当社に合うかどうか」という点です。
    「面白い」ということと「一緒に働きたい」ということがイコールでないことを認識しましょう。

  4. 4、「特別なエピソード」は必要ない

    学生時代に打ち込んだことのエピソードが特別でない、と心配する人がいますが、 伝えたいことは特別な経験ではなく、
    「あなたがどんな人間か」の1点です。アルバイト、サークル、趣味などの経験から あなたらしさが伝わるエピソードを
    抽出することが大切です。

  5. 5、思い込みで自己分析を進めない

    自己分析はまず「自分の過去の経験・行動」「他人からの分析」をもとに行いましょう。
    「自分自身が思う自分の特徴」は思い込みの部分も多いため、それを元に進めると本当の自分らしさを見逃す可能性があります。

面接でよくある質問Q&Aの一部を解説つきでご紹介します!

面接でよくある質問Q&A

Q1 学生時代に打ち込んだことは何ですか?

学生回答例

大学1年から3年間、文化祭実行委員を続けています。毎年10月に開催される文化祭のために、夏から準備を始めます。 体育会系と文化系と合わせて、70以上のクラブの調整をする仕事をしています。考え方の違うメンバーを取りまとめるのは本当に大変です。すべてのクラブがまとまるよう、文化祭の目的や目標をみんなに理解してもらえるよう、毎日コミュニケーションを取り続けました。なかなか、納得してもらえないときもありましたが、根気よくコミュニケーションを取り続けました。だからこそ、成功したときのやりがいは大きいです。

解説とポイント

まず、理解してほしいことは、面接担当者はこの質問を通して、"何に打ち込んでいたのか"を知りたいわけではなく、その学生が"どういう人間なのか"を知りたいということです。それを具体的に知るために、この質問をぶつけているのだということを理解してください。

「打ち込んだこと」はどんなことでも構いません。
サークル、アルバイト、部活動、ボランティア活動、勉強など、何でも構いません。 勉強に打ち込んだから評価が高くて、アルバイトだから低評価だということはないのです。また、学生の中には「長い期間打ち込んだことこそアピールすべきだ」と考える人もいるようですが、打ち込んだ期間は関係ありません。打ち込んだ内容や長さではなく、「自分が自信を持って打ち込んだと言えること」、「より自分を理解してもらえること」を選んでください。 たとえば、例文のように文化祭実行委員をやったことが自分の最も自信を持てることなのであれば、期間が3年間ではなくたった2カ月程度のことであったとしても、それを話すべきです。大切なことは、"なぜ、それに打ち込んだのか"という理由を語ることです。それを語ることで、「私はこういう人間なんです」ということを面接担当者に伝えることができるでしょう。

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Q2 この業界を志望する理由は何ですか?

学生回答例

私が商社を志望する理由は、ゼロから1を創り出す仕事ができると感じたからです。学生時代に経験したボランティア活動から、自分が知恵を絞ってアイデアを出し、困っている人たちを助けられたことに無常の喜びを感じることに気がつきました。私は自分のアイデアでゼロから1を生み、世の中に貢献したいのです。それができるのは商社だと考えています。

解説とポイント

この質問の答えとして伝えるべきことは、自分がどのような人間で、どのように考えるからその業界を志望するのかという、志望業界への考え方や理由です。 これまでに自分はどんなことに力を注ぎ、何を考え、どのように頑張ってきたのか。
自分自身を振り返り、そのうえで、その業界のどのようなところに惹かれて志望するようになったのかという理由を考えていかないと、自分でも「なぜ、その業界を志望するのか」がはっきりわからないまま就活が進んでしまいます。例文では、「ゼロから1を創り出す業界だから、自分でアイデアを出し世の中に貢献できる」という理由が述べられています。業界の志望理由でよくあるのは、思い込みから一目惚れのような状態で就活を進めてしまうこと。そういう人からは、浅い志望動機しか出てきません。

「人が好きだから」→接客関係の仕事を志望する人がよく言う浅い理由です。
「モノをつくりたいから」→製造業を志望する人がよく言う浅い理由です。

これでは、志望業界と本人とのつながりが見えてこないので、注意が必要です。それと、大切なのは業界を絞ることではなく、「女性として長く仕事ができることを考えて仕事選びをしている」というのも、立派な志望理由。自己分析をした結果、自分の視点が分かったのであれば、それを軸に就活をするべきなのです。

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Q3 当社の課題は何だと思いますか?

学生回答例

限られた知識しかないので、課題を指摘する立場ではないと思うのですが、国内最大手の御社が今後どのように成長し続けていくことができるかがひとつの課題だと思います。
先日、OBの方と会わせていただいた際に、中国での業務提携について準備を進めていることを伺いました。
国内の市場が成熟している中で海外進出を積極的に行うことが求められていることと理解しています。私の、英語サークルを通じて培った異文化交流の経験が生かせるのではないかと思っています。

解説とポイント

この質問を面接で受けて、「会社に関して詳しく調べていなかったから答えられなかった」という人がいます。しかし、もし本当にその会社に入社したいと思っているならば、受けようとしている会社がどういう会社で、どんな仕事をしていて、どのように社員が働いているのかを調べるのは当然のはずです。
そして、企業のことを調べていれば、その過程で「今後の課題はどんなことがあるだろう」ということも考えているはずです。つまりこの質問が意図していることは、「どれだけまじめに就職を考え、しっかり活動しているか。そして、その活動をもとに、当社を真剣に志望しているか」を判断しようとしていることなのです。
これまでの学科試験のように、単純に知識量が豊富なことを求めているわけではありません。また、飛び抜けて深い洞察力に期待しているわけでもありません。
むしろ、当然の就職活動をして、当たり前に得た知識をしっかり受け止め、話すことができるか。そのことの方が大切です。
それだけに、日々の就職活動の中でさまざまな情報を受け止め、自分なりにいいところ、気になるところを考えておくことが必要です。例文は、OB訪問のことに触れるなど、自分の真剣さがアピールできていると思います。

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