26日午後3時17分。小雨が降る中、羽田空港A滑走路にロンドンからの旅客機が降り立ちました。この便で初めて日本を訪れたのが、イギリス王室の王位継承第2位の
ウィリアム王子です。紺色のスーツを身にまとい、長旅の疲れも感じさせず、到着ロビーに居合わせた人たちに笑顔で手を振っていました。
「(写真が)ブレブレなのですが、すてきな方。ぜひ日本を楽しんでほしい」(空港にいた人)
妻の
キャサリン妃は4月に第2子の出産を控えているため、1人での来日となった今回。日本とイギリスの文化交流や、東日本大震災の被災地への訪問のため、3泊4日の日程で東京と東北地方に滞在する予定です。
さっそく空港で舛添都知事らの出迎えを受けると、ボートで移動を開始。海から首都・東京の高層ビル群や東京タワーなどを眺めて欲しいという舛添知事のおもてなしプランです。
レインボーブリッジをくぐると、水のアートのサプライズ。船の上から、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの会場予定地などについて説明を受けました。そして、浜離宮恩賜庭園に到着。園内では伝統的な日本庭園を散策したあと、御茶屋で茶道を初体験。イギリスの紅茶とは、ひと味違う抹茶の味は楽しまれたのでしょうか。
ウィリアム王子は、27日は天皇皇后両陛下との昼食会や、皇太子さまと懇談をする予定です。(26日16:41)