高級ポッキーにそっくり…グリコ、韓国ロッテを提訴の顛末 パクリ横行 (2/2ページ)

2015.01.30


パクリはお家芸? 韓国ロッテグループの「プレミア ペペロ」(左)と江崎グリコの「バトンドール」【拡大】

 韓国ではほかにも、カルビーの「かっぱえびせん」や明治の「きのこの山」、森永製菓の「おっとっと」のほか、福岡・博多の郷土菓子「ひよ子」など、日本の菓子に似せた商品が多数出回っている。

 知的財産権に詳しい大阪弁護士会の冨宅恵弁護士は「韓国では知的財産権に対する理解が乏しく、顧客吸引力の高い日本商品のブランド力を利用するケースが後を絶たない」と指摘する。

 冨宅弁護士によると、商品のデザインは「立体商標」として登録すれば模倣品を排除することができる。一目でその製品と認識できるかなど、厳しい条件をクリアしなければならないが、自動車メーカーの「ホンダ」は昨年5月以降、世界的な二輪車「スーパーカブ」を登録した。

 「海外で多数の企業から模倣品が販売されると、現地で一般化され、商標登録が難しくなる。費用は高くつくが、市場調査で現状を把握し、そのつど対応しなければブランドを守ることはできない」(冨宅弁護士)

 グリコは「販売差し止めを求める訴訟を起こしているのは事実だが、詳細についてはコメントできない」としている。

 

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