声優のアイコ、公判で否認、あくび、微笑
2015年2月26日6時0分 スポーツ報知
“声優のアイコ”を名乗り、睡眠薬を飲ませ現金などを盗んだとして昏睡強盗罪などに問われた無職・神いっき被告(30)の公判が25日、東京地裁で開かれた。起訴内容について、神被告は「全く身に覚えがないことです」と否認した。
検察側は冒頭陳述で、神被告は普段は男性の姿で生活し、犯行時に女装していたと指摘。2013年10月17日午前3時前、JR恵比寿駅前で男性(当時47歳)から声をかけられ、「マッコリが飲みたい」などと誘った。購入した清涼飲料水に睡眠薬を混入させ、男性の意識を失わせた後、ホテル内で現金5万円と腕時計、合鍵など37点、40万円相当を盗んだ。その後、合鍵で男性宅に侵入。妻の財布から1万2000円を奪った、とされる。
短髪で灰色のスエット姿の神被告は公判中、あくびしたり、「違う」とつぶやくなど退屈そうな様子。傍聴席を見やり、ほほ笑む場面もあった。